豊昇龍 唯一の5連勝 横審の前で難敵・熱海富士撃破 酷評から一変「堂々たる横綱相撲」

[ 2025年9月19日 04:33 ]

大相撲秋場所 5日目 ( 2025年9月18日    両国国技館 )

熱海富士(左)を寄り切りで破り、初日から5連勝の豊昇龍(撮影・郡司 修)
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 横綱・豊昇龍が平幕・熱海富士を力強く寄り切りで下し、唯一全勝を守った。4日目の阿炎戦に続き連日の難敵撃破。昇進後は3場所で2度の途中休場と苦しんできたが、最高の形で序盤を乗り切った。横綱・大の里は平幕・王鵬を突き落として1敗を死守。大関獲りに挑む関脇・若隆景は平幕・阿炎を押し出して2連勝とした。

 豊昇龍の進撃が止まらない。熱海富士をもろ手で起こし、右四つになる。左上手を引いて力強く前進し、何もさせずに寄り切った。前日は5連敗中だった阿炎に対し、もろ手突きでペースを握り圧倒。この日は大関時代に3連敗するなど苦しめられてきた熱海富士を退けた。2日連続で苦手な相手を攻略も「そう思ったことはない。やるのは当然。しっかり集中してできた」と淡々と話した。

 先場所を左足親指のケガで途中休場。今場所前には左肩や腰を痛めるなど負傷が続いたが、不安を一蹴する内容が続く。師匠の立浪親方(元小結・旭豊)は「ケガが治った。大丈夫そう。痛いとも言っていられない」と話す。場所中は毎日稽古場に下りて入念にストレッチを行うなど準備に抜かりはない。

 この日は横綱審議委員会の委員が来場し、見守った。途中休場した名古屋場所後は酷評されたが、評価も一変。大島理森委員長(元衆院議長)は「今場所は両横綱が本当に素晴らしい。堂々たる横綱相撲を見せてくれた。特に今回は2人それぞれの相撲の姿を見せてくれた」と目を細めていた。

 新横綱場所だった春場所では屈辱の金星3個配給、先場所も昨年春場所の照ノ富士以来となる3日連続で金星配給するなど、昇進3場所で休場が2度と苦しい成績が続いていた。在位4場所目で初めて序盤戦を無敗で終えた。全勝はただ一人となったが「気にしていない。一日一番しっかり大事にやりたい」。横綱初Vへ、強い豊昇龍が帰ってきた。 

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