タイで13日開幕・相撲世界選手権の日本選手団が出国 連覇へ、復活Vへ、親子制覇へ…それぞれの誓い

[ 2025年9月11日 09:03 ]

13日開幕の世界選手権へ向けてタイ・バンコクへ出発した相撲日本代表選手団
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 世界相撲選手権大会に出場する日本代表選手団が10日深夜、開催地のタイ・バンコクへ羽田空港から出発した。大会は13日にアジア選手権(シニアのみ)と世界選手権ジュニアの部、14日に世界選手権シニアの部が男女それぞれ開催される。

 世界選手権は男女5階級ずつ、世界ジュニア選手権(高校生以下)は男女4階級ずつに分かれており、各階級で日本代表切符を勝ち取った精鋭18人(団体戦要員含む)が決戦の地へと向かった。元横綱で現在アマチュア相撲の普及に力を入れている白鵬翔氏が視察へ出向くことでも注目を集めている今大会。白鵬氏は日本代表選手団より一足早く10日の午前中にタイへと向かった。

 シニア男子中量級(100キロ未満)には、熊谷颯天(さすけ、日大2年)が初出場する。5月の予選会(全日本個人体重別選手権)で自身初の全国タイトルを獲ってつかんだ世界の舞台。「アジアと世界どっちも獲れるように頑張りたい」と意気込んだ。父は日大相撲部コーチで元小結・海鵬の熊谷涼至氏。父も世界の舞台を経験しており、日大在学中の1994年と1995年に中量級で2連覇を達成している。熊谷颯天は「自分が代表に決まってから、父から世界選手権の話も聞いてきた。続けられるように頑張りたい」と史上初の親子世界一という偉業を見据えた。

 シニア男子団体戦は先鋒・竹内宏晟(26=三重県)、中堅・池田俊(23=ソディック)、大将・三輪隼斗(30=ソディック)という優勝した昨年と全く同じ布陣。個人戦重量級(115キロ以上)にも出場する竹内は「今年もあのメンバーで勝ち抜けたのは自信になった」と5月の予選会を振り返り「去年は良い成績を残そうと思って緊張したけど、今年は楽しむことを意識して頑張ります」と昨年に続いて臨む大舞台への心構えを示した。

 池田は「去年は(団体戦決勝で)負けて大将にプレッシャーをかけてしまったので、今年は中堅で決められるように頑張りたい」と強い決意。2年連続アマチュア横綱に続いて個人戦無差別級でも2年連続世界一が懸かっており「今年もしっかり優勝したい。やってきたことを出すだけ」と力を込めた。世界選手権で個人戦連覇を達成すれば、2015年の中村友哉(男子軽量級、現幕下・炎鵬)以来となる。金沢学院大の7年後輩にあたる池田は「偉大な先輩の記録に並びたいですね」と話した。

 通算8度目の国際大会出場となる三輪は、昨年に続いて日本選手団の男子主将、そして団体戦の大将を務める。昨年決勝で1―1の大将戦を制した“日本の守護神”が今年も世界の舞台に降臨。「いつもプレッシャーは感じる。1―1で来たら絶対に勝つという気持ちで頑張りたい」と意気込んだ。個人戦も昨年に続いて115キロ未満級に出場。「しばらく優勝していないのでもう一花咲かせたい」と、日体大4年だった2016年以来9年ぶりの同階級制覇を目標に掲げた。

 シニア女子中量級(73キロ未満)には、昨年優勝の長谷川理央(慶大4年)が3年連続で出場する。同一階級での連覇は日本勢の女子でまだ誰も成し遂げておらず「初を飾って、名を残せるように頑張りたい」と偉業達成を誓った。団体戦はアジア選手権で先鋒、世界選手権で交代選手を務める。昨年の世界選手権では準決勝から大将に入って1―1の大将戦を制して決勝進出を決めており、今年も「交代で入ったら優勝に貢献したい。女子団体はずっと優勝できていないので今年は目指します」と2010年以来の奪還を見据えた。

 各階級の日本代表選手、団体戦の布陣は以下の通り。男子監督は昨年に続いて日大相撲部コーチの石前辰徳氏、女子監督は鳥取城北高相撲部女子監督の須藤愛氏が務める。

 ▽シニア男子
軽量級(85キロ未満) 奥谷英宗(27=練馬石泉相撲クラブ)
中量級(100キロ未満) 熊谷颯天(日大2年)
軽重量級(115キロ未満) 三輪隼斗(30=ソディック)
重量級(115キロ以上) 竹内宏晟(26=三重県)
無差別級 池田俊(23=ソディック)

 ▽シニア男子団体戦
先鋒 竹内宏晟
中堅 池田俊
大将 三輪隼斗
交代 熊谷颯天

 ▽シニア女子
軽量級(65キロ未満) 岸本はな(静岡・飛龍高3年)
中量級(73キロ未満) 長谷川理央(慶大4年)
軽重量級(80キロ未満) 石井さくら(立教大2年)
重量級(80キロ以上) 後藤なぎさ(鳥取城北高3年)
無差別級 久野愛莉(26=立飛プロパティマネジメント)

 ▽シニア女子団体戦(世界選手権)
先鋒 阿部なな
中堅 久野愛莉
大将 後藤なぎさ
交代 長谷川理央

 ▽シニア女子団体戦(アジア選手権)
先鋒 長谷川理央
中堅 石井さくら
大将 久野愛莉
交代 阿部なな

 ▽ジュニア男子
軽量級(80キロ未満) 西尾勇斗(静岡・飛龍高3年)
中量級(100キロ未満) 永露蓮(福岡・希望が丘高3年)
重量級(100キロ以上) 尾川蓮太(熊本農高2年)
無差別級 麻田遥人(和歌山・箕島高3年)

 ▽ジュニア男子団体戦
先鋒 麻田遥人
中堅 大谷夏希(金沢市立工高3年)
大将 尾川蓮太
交代 永露蓮

 ▽ジュニア女子
軽量級(60キロ未満) 川口紗葵(鳥取城北高2年)
中量級(75キロ未満) 石川昊愛(鳥取城北高2年)
重量級(75キロ以上) 後藤なぎさ(鳥取城北高3年)
無差別級 阿部なな(金沢学院大附属高2年)

 ▽ジュニア女子団体戦
先鋒 石川昊愛
中堅 川口紗葵
大将 阿部なな
交代 後藤なぎさ

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