【飛び込み】坂井丞 初めて獲ったメダルの先に見えるもの「新しいスタートを…」 世界水泳報告会

[ 2025年9月10日 18:04 ]

世界水泳で獲得した銅メダルを披露する坂井丞(左)と寺内健コーチ
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 7月の世界水泳選手権(シンガポール)に出場し、混合団体で銅メダルに輝いた飛び込みの坂井丞(33)が10日、大阪府内にある所属先のミキハウス本社を訪問。寺内健コーチ(45)とともに結果を報告し、取材に応じた。

 世界レベルの大会では、初めて勝ち取ったメダル。表彰台に上がれない悔しさは十分すぎるほど味わってきただけに、喜びは大きい。「これで安心して競技に打ち込める。また新しいスタートを切れる、という感じ」。前向きな言葉が並んだ。

 21年東京五輪で、まだ現役の寺内コーチと組んだ男子シンクロ板飛び込みで5位に入った第一人者。ただ、競技生活で最も苦しかった時期が当時と重なる。「自分で限界を勝手に決めてしまって、演技もうまくいかなくなっていた」。ターニングポイントは2年後に訪れる。コンビを組み、競技者としての自分を最も理解する寺内コーチの就任。テクニカルだけでなく、メンタル面の助言がスランプ脱出の契機となった。

 これまで五輪はリオデジャネイロ、東京、パリと3大会を経験。「師匠」が6度出場していることに水を向けると、「(6回目って)何歳になってるんですか」と笑いながら、「1年1年を大事にして、目の前のことにフォーカスしながら、次の大会を目指したい」と28年ロサンゼルス大会への意欲を見せる。33歳とベテランの域に達しても、「寺内コーチと一緒にやっていると、まだ伸びしろを感じられる」と明かした。

 「飛び込みは今、いろんな人を引き込めるチャンスにある。世界を切り開いていくために、自分にできることは何でもやりたい」

 年齢だけのリーダーではない。競技発展の志を胸に、坂井は先頭に立って、飛び込みの魅力を発信していく。

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