“eフト新世代”20歳キセペス涙の準V 代表切符まであと一歩 「この舞台にまた帰ってくる」

[ 2025年9月6日 16:32 ]

松永輝石
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 国際サッカー連盟(FIFA)が開催する「FIFAe World Cup 2025」に向け、日本代表を選抜する「JFAサッカーe日本代表選抜大会 2025」(選抜大会)が6日、JFAサッカー文化創造拠点blue-ing!で開催された。2対2形式のコンソール部門には、“キセペス”の愛称でeスポーツプレーヤーとして活動する松永輝石(20=LIMIT DESTROY)が「LLユナイテッド」として出場。6チームによるグループリーグを2戦2勝で突破したが、決勝で敗れ、優勝まであと一歩届かなかった。

 頂点まであと1勝、あと1歩だった。決勝はデジタルハリウッド大学の先輩・Tessを擁する「DRX」との“先輩後輩対決”。「公式戦では初対戦。めちゃくちゃ強いことは知っている」と警戒して臨んだものの、攻撃的な圧力に押され前半に2失点。後半37分に左サイドから決定機を演出したが、相手GKの好セーブに阻まれた。結果は0-2の完敗。「清々しさもあるし、悔しさもある。ここまでやれることはやり切った」。試合終了の笛が鳴ると両手で顔を覆い、悔しさを飲み込んだ。

 かつての戦友と手を取り合った。3日間にわたる熾烈なオンライン予選は上位6名が突破条件。順位は8位と惜しくも届かなかったが、上位選手同士がペアを組んだため繰り上げが生じ、選抜大会への出場権を獲得した。パートナーに指名したのは、昨年12月の「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 SAGA2024」eFootball部門・決勝で優勝を争ったjectだ。「シンプルなサッカーをしてくれる。声を掛け合いながらやりやすかった。本当に理想的な相手」。互いに手の内を知るライバルは、約1カ月の練習期間を経て最強のチームメートへと変わった。

 新タッグはグループリーグで昨年の日本代表・Takakiが所属する「横浜F・マリノスe」、同じく日本代表・かつぴーやが所属する「日本代表」と対戦。「このリーグを突破できるとは思っていなかった。理想の戦い方ができた」と真骨頂の堅守を生かし無失点の2連勝。決勝へ駒を進め、確かな爪痕を残した。

 次の目標は11月の滋賀国体。昨年王者としてeFootball部門の連覇を目指す。「(国体の)連覇に向けて集中したい。そして、また来年この舞台にもう一度帰ってこられるように」。国体連覇から日本代表へ、キセペスの挑戦は終わらない。

 ◇松永 輝石(まつなが・きせき)2004年(平16)12月26日生まれ、埼玉県さいたま市出身の20歳。浦和本太SS、大牧SS、浦和三室SSS、府ロクSSを経て、eスポーツの道へ。24年「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 SAGA2024」eFootball部門で優勝。1メートル68、49キロ。家族は両親。血液型B。趣味は料理、カメラ。

 ▽FIFAe World Cup 2025とは FIFAが2025年に主催する公式eスポーツ・サッカーの国際大会(サウジアラビア・リヤド)。大会はコンソール部門とモバイル部門の2つのカテゴリーで行われ、世界の国や地域から、ゲーム内予選および各国で実施される代表決定戦を勝ち抜いた選手たちが世界一の座を目指して競い合う。競技タイトルには「eFootball」が採用された。コンソール部門では2対2、モバイル部門では1対1形式で試合が行われ、各部門の成績上位国には賞金が授与される。

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