【全米OP】試合中のカメラマン乱入から場内騒然!ブーイングやまずフルセット突入も元世界1位が初戦敗退

[ 2025年8月25日 16:50 ]

全米オープンテニス 第1日 ( 2025年8月24日    ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )

審判に猛抗議するメドベージェフ(AP)
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 テニスの四大大会最終戦、全米オープンの初日最後の試合は、大荒れの展開になった。

 男子シングルス1回戦で21年大会覇者の第13シード、ダニール・メドベージェフ(29=ロシア出身)と世界ランキング51位のバンジャマン・ボンジ(29=フランス)が対戦。過去2戦2勝のボンジが相性の良さを生かして第1セットを6―3、第2セットを7―5で取り、第3セットも5―4と元世界1位のメドベージェフを追い込んで迎えた第10ゲームに事件が起きた。

 ジュースからのアドバンテージでマッチポイントを握ったボンジのファーストサーブはフォールト。だが、セカンドサーブを打とうとした際、なぜか試合が終わったと勘違いしたカメラマンがコートに入ってきてしまった。

 カメラマンは退席させられ、後に取材資格を剥奪されたが、審判はセカンドではなくファーストサーブのやり直しを命じたことでメドベージェフが激怒。審判席に詰め寄り「お前は男か?なんで震えてるんだ?」と口走り、「彼は帰りたいんだ。ここにいたくないんだ。時間給じゃなく試合結果で給料をもらってるんだ」などと叫び続けた。場内は騒然となり、約6分間の中断を経て試合再開後、ボンジがサーブを打つ際もヤジや口笛、ブーイングがやまない異常な状態に陥った。

 マッチポイントを逃れ、タイブレークの末にこのセットを7―6で奪ったメドベージェフは、膝を痛めたとみられるボンジを第4セットは6―0と圧倒。しかし、ブレーク合戦となった最終第5セットはボンジが6―4で制し、3時間45分の激闘にケリをつけた。最後はバックのパッシングクロスを決めたボンジはペロリと舌を出し、スタンドへ向かって耳に手を当てて観客を煽り、四大大会で3大会連続初戦敗退のメドベージェフはベンチでラケットを叩きつけて破壊した。

 「クレージーだったよ。新しい僕のファンもできたかもしれないけど、アンチもできたね」。今年のウィンブルドン選手権に続いてメドベージェフに初戦敗退を味わわせたボンジは「ブーイングしてくれたみんなに感謝する。凄いエネルギーをありがとう」と笑い、「ダニール(メドベージェフ)が火に油を注いだね。彼が観客の熱狂に乗った」とフルセットに持ち込まれた原因を指摘。一方、メドベージェフは「スタンドがざわついた状況でセカンドサーブを打つことはない。なのにファーストからと言うので怒ったんだ」と説明し、「ニューヨークは大好きだ。観客が僕を試合に戻してくれた」と皮肉まじりで粘った試合を総括した。

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