【卓球】張本智 3年ぶり2度目V 2勝12敗“天敵”世界王者に雪辱し喜び爆発「信じられない」

[ 2025年8月12日 04:30 ]

卓球・WTTチャンピオンズ最終日 ( 2025年8月11日    横浜BUNTAI )

<卓球WTTチャンピオンズ>男子シングルスで優勝し、喜ぶ張本智和
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 男子シングルス準決勝と決勝が行われ、世界ランキング4位の張本智和(22=トヨタ自動車)が優勝した。準決勝でカナク・ジャ(25=米国)を4―1で下し、決勝は同2位で今年の世界選手権王者の王楚欽(オウ・ソキン、25=中国)を4―2で撃破。チャンピオンズでは22年7月の第1回大会以来、3年ぶりのタイトル獲得となった。女子シングルスは陳幸同(チン・コウドウ、28=中国)が中国勢同士の決勝を制して優勝した。

 勝った直後、張本智は観客をあおるように両手を突き上げるとユニホームを脱いで喜びを表した。「信じられない気持ちでいっぱい」。国内初開催の今大会で、3年間遠ざかっていた優勝。中国の熱狂的なファンによる「ジャーヨ!(頑張れの意味)」コールを何度も「チョレイ」でかき消し、「それに負けないくらいの熱い応援が背中を押してくれた」と自国のファンに感謝した。

 大胆な戦術で、高い壁を越えた。レシーブ時に得意のチキータを封印。虚を突いて相手を焦らせ「あれほど効くとは思わなかった。3―0は特に想定外」と序盤から3ゲーム連取して流れをつかんだ。そして「効かなくなったところでチキータに変えた」と、痛めた両膝の治療のために取ったメディカルタイムアウトを挟んだ第6ゲームの最後は得意技をさく裂させた。

 王には過去2勝12敗と大きく負け越しており、1カ月前に米ラスベガスで行われた米国スマッシュ決勝では0―4で完敗。「ラスベガスで負けた日に決めた。コーチ陣が緻密に練ってくれた」という奇策が見事にはまった。

 3年ぶりに優勝を果たし、次に見据えるのは世界選手権や五輪のビッグタイトル。「(王に)やりづらいと印象づけた。今後にもつながる大きな勝利になった。これから先も心に残る一生忘れられない大会になった」。22歳はまた一つ進化を遂げた。

 ▽WTTチャンピオンズ WTT(国際卓球連盟の子会社)が運営する国際大会の一つ。男女の世界ランキング上位32人およびWTT指名のワイルドカードの選手が出場し、一つの卓球台を使用してシングルスのみで争う。22年7月にハンガリー・ブダペストで初めて開催され、第13回となる今回は初めて日本で開催された。

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