バレー女子・秋本美空 母も後押し!10代では異例の海外挑戦へ 最高峰イタリアではなくドイツの理由は?

[ 2025年8月2日 05:00 ]

<秋本美空 移籍会見>笑顔でポーズする秋本(撮影・白鳥 佳樹)
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 バレーボール女子日本代表の秋本美空(18)が1日、都内で会見し、SVリーグの姫路からドイツ1部の強豪ドレスナーSCにレンタル移籍すると発表した。女子バレーボール界において、10代での海外移籍は異例の挑戦。契約期間は8月1日から26年5月末で、今月開幕の世界選手権(タイ)を経て新チームに合流する。12年ロンドン五輪銅メダリストの愛さん(旧姓大友、43)を母に持つロス五輪の星が、さらなる飛躍を目指して海を渡る。

 ちょっぴりの不安を吹き飛ばすほどの希望が胸にある。普段の受け答えはまだあどけない18歳が開口一番、頼もしい口調で宣言した。「もっともっと海外で通用する選手になりたいと思ったので、挑戦を決めました」。日本バレーの未来を担うホープが海を渡ることを決断した。

 1月に東京・共栄学園高の主将として全日本高校選手権優勝を果たし、姫路入り。かねて海外志向を持つ中、チームやこの日も会場で会見を見守った母・愛さんの「早いうちに経験した方がいい」との後押しもあった。男子では石川祐希(ペルージャ)が大学1年時の18歳で挑戦した例があるが、女子の10代での海外挑戦は異例と言える。

 バレーの最高峰リーグはイタリアだが、なぜドイツなのか。姫路の上原光徳社長(64)は「秋本選手は日本の宝。じっくりと育ててもらえるリーグで」と説明した。レベルの高さと出場機会のバランスが最適で、最も成長できる環境という判断だった。

 現地では1人暮らしの予定。ドイツも初めてだが「プレッツェルがおいしいって聞いたので食べてみたい」と笑顔も。ネーションズリーグでシニア代表デビューし、日本の4強入りに貢献した18歳。「オリンピックに出て金メダルを獲れるチームに、自分ができるような選手になりたい」。大きな希望を胸に新たな環境に飛び込む。 (中村 文香)

 ◇秋本 美空(あきもと・みく)2006年(平18)8月18日生まれ、神奈川県出身の18歳。母の影響で小2で競技を始め、東京・共栄学園中、高を経てSVリーグ姫路入り。23年に16歳で日本代表登録メンバーに選出。今年6月のネーションズリーグでシニア代表デビューを果たした。名前の由来は「美しい心を持った子に育ってほしい」との思いと愛さんの好きな「空」から。アウトサイドヒッターで最高到達点は316センチ。1メートル85。

 ▽ドレスナーSC 1990年に創設されたドイツ・ブンデスリーガ1部に所属する強豪。リーグ優勝6度、ドイツ杯優勝7度、欧州杯優勝などの実績を持つ。チェコとの国境近くに位置するドレスデンが本拠地。秋本は同チームに所属する初の日本人選手となる。

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