平幕・琴勝峰 単独首位に 入門から46場所目での初優勝へ「15日間やってきたことを出せるように」

[ 2025年7月27日 04:45 ]

大相撲名古屋場所14日目 ( 2025年7月26日    IGアリーナ )

<大相撲名古屋場所14日目>霧島(右)を上手投げで下す琴勝峰(撮影・椎名 航)
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 平幕・琴勝峰が関脇・霧島を上手投げで破り、2敗を守った。首位を並走していた平幕・安青錦が新入幕の草野に敗れたため、単独首位に浮上。千秋楽の安青錦との直接対戦に勝てば入門から46場所目での初優勝が決まる。熱海富士が高安に敗れたため、1差で追う3敗は安青錦と草野の2人。新会場の優勝第1号は平幕の3人に絞られた。

 勝ち名乗りを受ける琴勝峰は表情を変えず、フーッと息をついた。「体がよく動いた」。昨年の秋場所で敗れていた霧島に立ち合いから力強く当たり、突っ込んできたところをいなして上手投げで破った。優勝争いを大きく左右する大一番も「土俵に上がるときは(目の前の)一番に集中できて良かった。どっちにしろ明日も最後まで優勝争いすることは分かっていた」と冷静だった。

 貴景勝と千秋楽相星決戦で敗れた23年初場所から2年半。当時は緊張でガチガチになっていたが「落ち着いている」と経験を糧にする。東前頭15枚目で9連勝と優勝争いを引っ張る快進撃。日に日に注目度も増してきたが、集中力も研ぎ澄まされている。この日の朝稽古では師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)から「お前が一番強いんだから自信を持ってやれ」と激励され、結果で示した。

 忘れられない優勝がある。豪栄道が史上初めてカド番で全勝優勝を飾った16年秋場所。当時は高校生で「お相撲さんになれるとは考えてもいなかった。凄いなと思った」。豪栄道は埼玉栄高の先輩で胸を出しに来てくれたこともあったという。偉大な先輩に近づく賜杯まで、あと1勝とした。

 初めて千秋楽を単独トップで迎える。同じく初優勝を目指す安青錦との対戦が組まれた。「しっかり今場所15日間やってきたことを出せるように頑張りたい」。足首や右太腿のケガなどに苦しんできた25歳が大輪の花を咲かせようとしている。

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