豊昇龍 3日連続の金星配給で休場危機 八角理事長苦言「こういう時に気の強さが出ない」

[ 2025年7月17日 04:43 ]

大相撲名古屋場所4日目 ( 2025年7月16日    IGアリーナ )

豊昇龍(右)は押し出しで阿炎に敗れる(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 両横綱が敗れる波乱の一日となった。横綱・豊昇龍は平幕の阿炎に押し出しで敗れ、昨年春場所の照ノ富士以来となる3日連続の金星配給。直近4連敗中だった天敵を攻略できず、昇進から3場所で8個目の金星配給は3代目若乃花以来で、休場危機に追い込まれた。

 豊昇龍に荒々しさはなかった。立ち合いから阿炎のもろ手突きをまともに食らって後退。土俵際で相手の右腕を取って残そうとしたが押し出された。軍配は豊昇龍だったが、左足が先に土俵を割っていたため、軍配差し違えとなった。取組前には支度部屋の外でアップするなど工夫を凝らしていたが、阿炎には泥沼の5連敗。天敵をまたしても攻略できなかった。

 横綱で3日連続の金星配給は、24年春場所の照ノ富士以来となる屈辱。昇進後、平幕との対戦成績は13勝9敗で勝率は5割9分1厘と低迷。序盤でつまずく場所が続いており、八角理事長(元横綱・北勝海)も「いい時は気が強いけど、こういう時に気の強さが出ない。稽古が足りないということだ」と苦言を呈した。

 場所前には左足親指を負傷するなど、万全の準備を整えることができなかった。師匠の立浪親方(元小結・旭豊)は「(本人は)大丈夫と言っていた」と軽症を強調し、「前に出ないとダメ。“相撲が悪い”と言った。上半身で取りすぎ」と指摘していたが、白星につながらなかった。支度部屋では悔しそうな表情を浮かべ、2日連続で取材に応じなかった豊昇龍。最高位の威厳を示せず、再び苦境に立たされた。 

「照ノ富士」特集記事

「羽生結弦」特集記事

スポーツの2025年7月17日のニュース