【陸上日本選手権】田中希実ぶっちぎり4連覇!ラスト4周飛び出し独走 5000m大会新で世界選手権内定

[ 2025年7月4日 20:15 ]

陸上・日本選手権兼世界選手権東京大会代表選考会初日 ( 2025年7月4日    東京・国立競技場 )

<日本陸上競技選手権>女子5000mで優勝し広中(左)と抱き合う田中(撮影・藤山 由理)
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 女子5000メートル決勝で、田中希実(25=ニューバランス)が圧巻のレースで4連覇を達成した。タイムは一人だけ15分を切る14分59秒02。大会新記録で通算5度目の優勝を決め、世界選手権内定をつかみとった。2位には広中璃梨佳(24=日本郵政グループ)が入った。

 スタートしてすぐにペースメーカーの後ろに付いたのは広中。続いて田中、山本有真と並んだが、1周半を過ぎたところで広中がペースメーカーの前に出てレースを引っ張る展開に。田中、伊沢も続き、4周目には3人が後続に5秒以上差をつけ完全に抜け出す形となった。そして2000メートル通過時点で伊沢が離脱。雨が降る国立に大歓声が響き渡る中、広中と田中のデッドヒートとなった。

 しかし、8周目でペースメーカーが2人に追いつく展開。山本含め2番手集団が先頭を走り続けていた2人を吸収する形で終盤へ突入した。そしてラスト4周。田中が抜け出すと一気に後続を引き離す。そのまま圧巻の独走で4連覇を達成した。

 レース後、田中は「世界陸上の内定は決めたかったので、確実に優勝するだけではなくテーマとして世界で戦えるスパートをと思っていた。最近の中では自分らしい走りができた。自分を超え、自分を許さないという気持ちで走って、今やっと許せたと思います。本当に(広中)璃梨佳ちゃんの背中が頼もしくて…そのおかげで1500メートルを走れたと思いますし、彼女がいなかったら、やっぱり福士さんの大会記録を超えることができないまま、自分にも過去の先輩方にも気持ちで負けてしまうところだったので。璃梨佳ちゃんと2人で走ったからこそ出し切れたと思います」と語った。

 1500メートルと5000メートルに出場する今大会。2種目とも参加標準記録を突破しており、3位以内で代表入りが決まる状況で迎えた。今回の日本選手権は7月開催となり「暑い中でどれだけ良いパフォーマンスを発揮できるか。順位を重要視してきたが、世界陸上で戦うことを意識した日本選手権にしたい」と話してきた。

 今季は、新たに始まった世界転戦レース「グランドスラム・トラック」にも挑戦。これまでにない経験も重ね「かつてないシーズンになった」と振り返る。思い通りにいかないレースもあったが、海外でもまれて日本を背負って戦う意味も再認識した。

 ▽女子5000メートル世界選手権への道 最大3枠。参加標準記録14分50秒00を突破した上で日本選手権3位以内で内定。参加標準突破者は14分31秒88を出した田中希実のみ。参加標準記録の有効期限は8月24日。また、8月27日時点の世界ランキングで参加資格を取得できる。現時点で出場圏内にいるのは11位の田中、27位の山本有真。

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