東京世陸あと3カ月 織田裕二が注目選手へ“言いたい放題”熱きエール「07年大阪は気負いすぎた」

[ 2025年6月13日 05:00 ]

世界陸上へ。一歩を踏み出すスペシャルアンバサダーの織田裕二(撮影・河野 光希)
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 9月13日から9日間、東京・国立競技場で行われる陸上の世界選手権まで13日であと3カ月となった。大会のスペシャルアンバサダーである俳優・織田裕二(57)がスポニチ本紙の取材に応じ、アスリートアンバサダーである男子短距離のサニブラウン・ハキーム(26)、走り幅跳びの橋岡優輝(26)、女子やり投げの北口榛花(27)、中長距離の田中希実(25)ら自国の舞台で活躍が期待される注目選手たちに言いたい放題?で熱きエールを送った。(取材・構成 大和 弘明)

 アンバサダーの4人、大役を引き受けて大人だよね。競技に集中させてくださいと言いたいと思うけど、幸か不幸か、日本を代表する選手になっちゃっている。皆さんが期待しているスター選手なんだよね。冷静な田中選手なんてタイプ的に断っていいんだよ。向かないと思ってるけど(大役を)やってみたら逆かも。意外とパワーもらえるならやって良かったねと言えるけど…。大丈夫かなってドキドキしてますよ。

 田中選手を見た時、女性だけど「侍」という言葉が思い浮かんだ。潔さというか、侍的な格好よさを感じた。こんなに真剣勝負している人間が今の日本にいたんだ!と。アフリカ勢がたくさんいる中でどれだけ通用するのか。挑戦する姿はリスペクトしてます。

 北口選手は田中選手と逆の意味でドキドキしちゃう。テレビ見てたら、オフに授賞式にいっぱい出てくるし、いろいろ呼ばれているし。パリ五輪金メダルという凄いことやっちゃったんでしょうがないけど“大丈夫?調整不足にならない?”って心配になったり…。

 でも、彼女から“普段40メートルくらいしか投げられないんです”と聞くと、この子はストレスをためない方がいいのかなって思う(笑い)。アンバサダーをエネルギーに変えられる。全部前向きに持っていくタイプの選手だから、そばにいたい(笑い)。本当にキラキラしていてスターだよね。まだ27歳でしょ?何連覇もして、あと10年ずっと女王で君臨してくれ!

 あとはサニ!早く覚醒しろ!いつ本気出すねん!って思ってる。凄いモノ持っているんだから、もう一つ変化が欲しいんですよね。“もったいないぞ、おまえ”と勝手に思ってる。たった何年しかチャンスはない。終わったらいくらでも遊べるんだから100メートルに全てを懸けてほしい。

 橋岡選手は家族も凄いよね。日本人では戦えないと思っていた幅跳びでこの人は何ですか…と。両親が日本記録保持者で親戚(大樹)がサッカーの元日本代表。その橋岡選手がギリギリまで絞り込んで、家族のおかげでなく俺が頑張ったからだ!というところまでいったら、またとんでもないことをしてくれるんじゃないかな。全部絞り出せ!

 日本人のアスリートは十分、頑張っているんだろうから、これからはいかに抜けるか。大阪(07年大会)の時は気負いすぎていると感じた。どうリラックスするか、普段の自分になれるかという方にシフトを変えて、遊びまくってください(笑い)。受験勉強と一緒。いまさら最後に追い込みでやったって意味ないから。実力はついてるから。ずるいよね、俺。人の人生なのに、勝手なことばっかり言っちゃってる。(俳優)

 ◇サニブラウン・ハキーム 1999年(平11)3月6日生まれ、東京都出身の26歳。城西大城西中、城西高を経て渡米。練習拠点はフロリダ州のタンブルウィードTC。東レ所属。17年世界選手権200メートル7位。18歳157日での決勝進出は最年少記録。100メートルでは19年6月に当時の日本新記録9秒97をマーク。世界選手権では22年7位、23年6位入賞。パリ五輪準決勝で自己ベスト9秒96を出したが、0秒03差で敗退。1メートル90、83キロ。

 ◇橋岡 優輝(はしおか・ゆうき)1999年(平11)1月23日生まれ、埼玉県出身の26歳。東京・八王子学園八王子高から走り幅跳びを専門とし、日大を経て、富士通所属。18年U20世界選手権優勝。日本選手権6度制覇。19年世界選手権8位。21年東京五輪6位入賞。自己ベスト8メートル36(日本歴代2位)。父・利行さんは棒高跳び、母・直美さんは100メートル障害、三段跳びで元日本記録保持者。1メートル83、77キロ。

 ◇北口 榛花(きたぐち・はるか)1998年(平10)3月16日生まれ、北海道旭川市出身の27歳。旭川東高からやり投げを始め、日大を経てJAL所属。19年2月からチェコを練習拠点とし、今オフは国内で活動。15年世界ユース選手権優勝。22年世界選手権3位、23年優勝。24年パリ五輪ではマラソン以外で日本女子初の金メダル。23、24年ダイヤモンドリーグ・ファイナル連覇。67メートル38の日本記録保持者。1メートル79。

 ◇田中 希実(たなか・のぞみ)1999年(平11)9月4日生まれ、兵庫県小野市出身の25歳。西脇工高から豊田自動織機などを経てニューバランス所属。18年U20世界選手権3000メートル優勝。21年東京五輪1500メートルで日本人初の8位入賞。世界選手権では22年に中長距離で異例の3種目出場、23年は5000メートル8位。1500メートル(3分59秒19)、5000メートル(14分29秒18)とも日本記録保持者。コーチは父・健智さん。同大卒。1メートル53。

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