富永啓生「NBAにいく一番の近道」 新天地・北海道で活躍誓う「勝利に導く選手になりたい」

[ 2025年6月9日 14:19 ]

ユニホームを着てガッツポーズする富永(撮影・高橋 茂夫)
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 バスケットボールBリーグのB1・レバンガ北海道は9日に、パリ五輪日本代表の富永啓生(24)の入団会見を行った。

 「一番自分の最終的な目標であるNBAにいく一番の近道なのかなと思いました」

 アメリカでプレーしていた富永が新天地に選んだのは日本のBリーグだった。「自分のバスケットボールキャリアを見たときに一番の最終目標というのがNBA選手になるということは本当に変わらなくて、その中でどの道を選ぶのか、一番自分にとって良いのかっていうのを考えた結果、今Bリーグがすごく盛り上がってきているし、レベルも上がってきてる。そういうところでまた自分が活躍することで、自分の本当にキャリアのレベルアップにもつながると思う」と日本でプレーする理由を明かした。

 富永は、愛知・桜丘高から米レンジャー短大に進み、NCAA1部のネブラスカ大に編入。21年東京五輪は3人制で出場し、5人制では23年W杯で日本のパリ五輪出場権獲得に大きく貢献した。プロ1年目となった今季はGリーグマッドアンツでプレーした。しかし開幕当初はなかなかプレータイムも得られなかったが、シーズン終盤になると得意に3Pシュートを決める本数も増えてきた。

 マッドアンツと契約満了する時点で日本でのプレーも視野に入れていたという。さまざまなオファーがあった中で富永が選択したのは北海道だった。オファーを受けた理由については「小川オーナー、折茂社長などたくさんの方々から熱烈なオファーというのが、入団を一番決定づけるきっかけとなったので、すごく感謝したい気持ちでいっぱいです。素直にチームの状況を教えてくれたのも好印象でしたし、1年じゃなくこの先の将来のことを考えてくれている言葉をいただきました」と語った。

 そして北海道の新監督に“恩師”であるトーステン・ロイブル氏が就任したのも大きなきっかけになったと告白した。「自分がアメリカの大学に行ったのもロイブルコーチがいたから。その背中を大きく押してもらった存在。ロイブルコーチは本当に恩師でもある。お互いが信頼関係を持っていて、彼が自分の強さというのを引き出してくれた1人のコーチでもありますし、またロイブルコーチとやるっていうのも一つのきっかけになりました。」と説明した。

 さらに「コート内外が凄くはっきりしているコーチ、コート内では凄く厳しくて、本当に間違っていることは間違ってると言ってくれます。オフコートでもすごく真摯に話を受け止めてくれるコーチでもあるので、本当に信頼していて、一番彼をリスペクトしている部分です」とつづけた。

 北海道は、今シーズン21勝39敗でB1東地区5位。Bリーグ開幕初年度からB1に在籍しているものの、これまで勝ち越したシーズンがない。来シーズンはさらなる飛躍が期待される中で、富永の加入はチームにとって大きな戦力アップとなる。そしてチームは2026年秋に開幕する「Bプレミア」参戦も決まっている。

 NBAを目指す中で北海道での成長を誓った。「オフェンスの部分での成長というのはもちろんですけど、それ以外の部分で本当にディフェンスの部分であったり、チームの勝利に導ける選手になるというのが一番のレベルアップに繋がるかなと思っています。マークも強くなってくると思いますがその中でも点を取って、周りを活かせるような選手になれたらいいなとは思ってます」。

 そして北海道のファンに向けて「自分の武器であるスリーポイントシュートというところと、あとは本当にスコアラーでチームに貢献できたらいいなとも思ってます。その中でたくさんのファンの方々の声援を受けて自分たちもそれに応えられるように頑張っていきたいです。本当に個人としてもチームとしても本当に飛躍できる1年にできたらいいなとは思ってます」と活躍を約束した。

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