レスリング女子・藤波 57キロ級転向初戦で圧倒141連勝 2年連続U20アジア王者も1ピリオドで圧勝

[ 2025年4月14日 04:30 ]

レスリング ジュニア・クイーンズカップ最終日 ( 2025年4月13日    東京武道館 )

<レスリングジュニアクイーンズカップ>公式戦141連勝で57キロ級転向初戦の大会を制した藤波朱理
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 U23の部57キロ級で、階級変更後の初戦となった24年パリ五輪53キロ級金メダルの藤波朱理(21=日体大)が優勝した。4キロ重い階級でも圧倒的な強さを見せ、中2だった17年からの公式戦連勝は141に伸びた。10月にセルビア・ノビサドで開催されるU23世界選手権代表にも内定。28年ロサンゼルス五輪での2連覇&2階級制覇へ、絶好のスタートを切った。同62キロ級では元木咲良(23=育英大助手)も五輪以来の復帰戦を制した。

 階級変更後の初戦であり、個人戦では五輪以来8カ月ぶりの復帰戦…。落とし穴が潜んでいそうな大会だったが、全て杞憂(きゆう)だった。同門対決となった初戦の準決勝はわずか1分48秒でテクニカルスペリオリティー(VSU)勝ち。決勝でも第1ピリオドだけで2年連続U20アジア王者を退け「(57キロ級の)パワーだったり調整方法を確かめる、いい大会になった」と笑顔で振り返った。

 究極の目標は「53キロ級の自分を超えること」。代名詞のタックルを最大の武器としつつ「いろんな形でポイントを取れるレスリング」を目指す。この日はあえてグラウンド攻撃を封印し、組み手に時間を割いて57キロ級の感覚を体に染み込ませた。2戦計5分足らずで終わらせてしまったが、「得る物はあった」と収穫を口にした。

 階級変更に伴い、4月からは元男子65キロ級全日本王者の山口海輝さんが専属練習パートナーとしてサポートする。この日も山口さんを相手に直前練習を行うなど、より強固になった“チーム朱理”で次は6月の全日本選抜選手権(東京体育館)に挑む。対戦相手のレベルはグッと上がるが「心機一転、挑戦者の気持ちで頑張りたい」とおごりはなかった。

 普段の体重は60キロほど。2カ月後まで「増えすぎないように気をつけます」と話したが、この日ばかりは祝勝ムード。「食べます。それがモチベーションでした。ずっと行きたかった広島焼きの店があって」と満面の笑みを浮かべた藤波。階級変更の恩恵を、しっかりとかみしめるつもりだ。(阿部 令)

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