夢が叶った!大鵬の孫で納谷4兄弟の末弟・夢道鵬が涙の新十両昇進「全身全霊で頑張りたい」

[ 2025年3月26日 15:32 ]

十両昇進が決まり笑顔の夢道鵬と師匠の大嶽親方(右)
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 日本相撲協会は26日、エディオンアリーナ大阪で夏場所(5月11日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を行い、元横綱・大鵬の孫で関脇・王鵬の弟、夢道鵬(23=大嶽部屋)の新十両昇進を発表した。

 19年九州場所の初土俵から5年半で昇進した夢道鵬はエディオンアリーナ大阪で会見し「やることはやったので、祈っているだけでした。もう、泣くほどうれしい」と笑顔を爆発させた。

 自己最高位の西幕下3枚目で迎えた春場所は11日目の荒篤山(荒汐部屋)戦で勝ち越しを決め4勝2敗としたが、最後の一番(14日目)で旭海雄(大島部屋)に敗れ4勝3敗に終わった。十両からの転落力士との兼ね合いでは昇進は微妙な状況。相撲協会も前日まで会見を設定しなかった。期待と不安が交錯するなか、午前8時から番付編成会議が行われたこの日、吉報を待っていたが、なかなか連絡がこない。9時前に師匠からの携帯電話が鳴った。その瞬間、思いがこみ上げ涙があふれた。「ここまでは長いようで短いような、あっという間だった。気持ちが折れないよう上がれることだけ頑張ってきた。苦しいことたくさんあったが、我慢したからこそ上がれた。これからも逃げずに頑張りたい」

 祖父は優勝32回を誇る昭和の大横綱大鵬、父は元関脇・貴闘力、兄に関脇・王鵬の相撲一家に育ち、孫として入門時から注目される相撲人生。「重圧はなかったですけど、兄(王鵬)の存在が大きかった」。兄の付け人を務めることで勝負に行くまでの心の持ち方などメンタル的な面で参考になることが多かった。春場所も最初の相撲で敗れたとき「お前の相撲、それじゃないだろう」と言われ目が覚め、立て直しに成功したという。今年の初場所、東幕下44枚目で7戦全勝で優勝したことも大きな自信となった。「それまで大事な一番で勝ったことがなかった。勝ったことで今場所も勝ち越しのかかった1番で勝つことができた」。大阪入りする前、祖父の墓前で「今場所で決めます」と決意を伝え、体重増で迫力が増した突き押しを武器に海千山千の猛者が集う幕下上位で勝ち越した。

 しこ名にもある「夢」は「関取になること」。この日現実のものとなり次なる「夢」は「幕内に上がること」と話す。今後も地道に精進を重ね幼少の頃から背中を追いかけてきた兄・王鵬との活躍も期待される。初めて臨む15日間の闘いには「全身全霊で、全部勝てるように頑張りたい」と意欲十分に話した。

 

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