ジャンプスーツの不正改造認めたノルウェーがコーチらを資格停止処分に 世界ノルディックで2選手が失格

[ 2025年3月11日 07:30 ]

失格となったノルウェーのリンビク(AP)
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 ノルウェー・スキー連盟は10日、世界選手権ジャンプ個人ラージヒルで複数のノルウェー勢がスーツの規定違反で失格となった問題で、コーチとスタッフの計2人を無期限の資格停止処分にしたと発表した。同連盟は9日、故意の不正を認めて謝罪していた。

 資格停止となったのはコーチのマグナス・ブレビック氏と用具管理者のエイドリアン・リベルテン氏。空中での揚力を高めるために余分な縫い目を縫い付けるなど、スーツを改造した疑いがあるという。

 不正発覚のきっかけは、ノルウェー勢がスーツを不正に縫い直しているシーンを撮影したとみられる映像が出回り、スロベニア、オーストリア、ポーランドの3カ国が国際スキー・スノーボード連盟(FIS)に抗議したこと。8日に行われた個人ラージヒル後の検査でスーツの縫い目から規定違反の素材が見つかり、競技終了時点で2位のマリウス・リンビクと5位のヨハンアンドレ・フォルファンが失格に。4位だった小林陵侑(チームROY)が銅メダルに繰り上がった。

 ノルウェー連盟のチーム責任者、ヤンエリク・オールブ氏は9日の会見で「規定違反だと分かっていたが、発覚することはないと思ってやった。自分たちを含む全てのジャンプファンを失望させた」と不正を認めて謝罪。コーチのブレビック氏はノルウェーのメディアに対し、スーツの改造の決定には数人が関わっていたが、「私が止めるべきだった」と明かした。

 スーツを巡っては、22年北京冬季五輪でサイズが規定よりも大きかったとして高梨沙羅(クラレ)を含む女子5人が失格したケースがあるが、チームが意図的な不正を認めるのは異例。FISは以前から不正が横行していなかったかどうか本格的な調査に乗り出し、オールブ氏は全面協力する姿勢を示した。世界選手権でのノルウェー勢はリンビクが男子個人ノーマルヒルを制し、混合団体と女子団体でも優勝。複合でも男子のヤールマグヌス・リーベルらが金メダルを獲得と活躍が目立っていた。

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