【ジャンプ】小林陵侑 圧勝で今季初V 完璧なテレマークで復活ののろし!

[ 2025年2月16日 04:35 ]

小林陵侑
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 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子札幌大会は15日、札幌市の大倉山ジャンプ競技場で個人第22戦が行われ、22年北京冬季五輪ノーマルヒル金メダルの小林陵侑(28=チームROY)が137メートル、136・5メートルの合計286・4点で今季初優勝を飾った。

 歴代7位のイエンス・バイスフロク(ドイツ)に並ぶ通算33勝目。今季ここまで個人19試合で表彰台なしと苦しんだが、2位に20点近い差をつける圧勝で世界選手権(26日開幕、ノルウェー)に弾みをつけた。16日に個人第23戦が行われる。

 小林陵は1回目でヒルサイズと同じ137メートルのビッグジャンプを見せた。大差をつけて迎えた2回目。今度は136・5メートルの飛距離に加え、完璧なテレマークを決めきった。勝利を確信すると、右手を突き上げて喜びを表現。「凄くうれしい。久しぶりの表彰台争いだったので、めちゃめちゃ緊張した。足汗かきました」と笑った。

 日本のエースも今季は苦しんできた。ここまで19試合で優勝はおろか表彰台なし。2度の5位が最高成績だった。シーズン中の1月中旬、あえて日本に一時帰国した。拠点を置く札幌で精神面のリフレッシュとともに行ったのがマテリアルの調整。シーズン序盤は「他の国のいいところを取り入れたけど後手後手だった」と言う。それでもスーツ、板、靴と一つずつ突き詰め続けた。これまで前がかりになりすぎていた助走姿勢をやや後ろに引く調整もかみあい、作山憲斗ヘッドコーチは「ようやく頭と体が一致してきた」と明かした。

 ミラノ・コルティナ冬季五輪を1年後に控えたプレシーズン。ここまでを振り返って「凄く苦しい期間でもあったけど…」と語った後に、「でもあんま覚えてないです」と照れ笑いした。2位に距離換算で約11メートル差をつける圧勝は、五輪王者にふさわしい復活ののろしになった。

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