サニブラウン 初のDL最終戦は疲労たまり6位 「100%以上を出さないと勝てない世界に」

[ 2024年9月15日 04:45 ]

陸上 ダイヤモンドリーグ(DL) ( ブリュッセル )

レース後に笑顔を見せるサニブラウン(AP)
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 最高峰シリーズは13日、各種目の年間上位選手による最終戦第1日が行われ、男子100メートルで最終戦初出場のサニブラウン・ハキーム(東レ)は10秒10(追い風0・1メートル)の6位だった。アキーム・ブレーク(ジャマイカ)が9秒93で制した。同110メートル障害の泉谷駿介(住友電工)は追い風0・4メートルの条件下で13秒33の6位。サシャ・ゾヤ(フランス)が13秒16で優勝した。

 五輪シーズン締めくくりの一戦に臨んだサニブラウンには、十分なエネルギーが残っていなかった。「体も心も(疲れが)きていた」という厳しい状態。自身初のDL最終戦は疲労を隠せず6位に終わり悔しげに苦笑いした。

 今季は5月に9秒99で走り、パリ五輪は準決勝で9秒96の自己ベストをマークしながら敗退した。「自分としては悪くないが、100%以上を出さないと勝てない世界になってきている」。成長の手応えと同時に、世界の高速化も痛感させられたシーズンだった。

 オフはまず拠点の米国に戻って心身を休め、1年後に東京で開幕する世界選手権へ再び調整を始める。「決勝はマスト。そこからしっかりメダルに食い込まないと」と花形種目で日本勢初の表彰台に照準を合わせた。

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