秋場所観戦3度目のレスリング日下尚「この勢いで行って」 日体大同級生・大の里に優勝を期待

[ 2024年9月15日 19:49 ]

ABEMAの大相撲中継に両国国技館内のスタジオから出演したパリ五輪レスリングの金メダリスト・日下尚(撮影・筒前 嘉一)
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 パリ五輪レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級の金メダリスト・日下尚(23)が15日、東京・両国国技館で秋場所中日の大相撲を観戦した。秋場所の観戦は3、6日目に続く3回目。この日はABEMAの大相撲中継でゲスト解説を務めた後、スポニチの取材に応じた。

 土俵では日体大時代の同級生・大の里がただ一人、8連勝とした。2月に出稽古し、場所前には五輪の報告へ佐渡ケ嶽部屋を訪れた相撲経験者は、「どんな形になっても負けない強さを感じた。(五輪2大会連続金メダルの)大野将平さんに似た突出した強さ。穴がないから、記録を伸ばしていける」と指摘した。

 もし土俵で対戦するとしたら?との問い掛けには「組み合ったら絶対に勝てない。トリッキーに、足取りでしょうか?」。腰から下への攻撃を禁じられたグレコローマンスタイル。それほどウィークポイントがないとの例えでもあったのかも知れない。

 大の里とは、SNSで連絡を取るが接点はないと言うだけに「対談してみたい。(1場所)15日間の気持ちの作り方、毎場所ほぼ同じ相手と戦うメンタルや、気持ちの持って行き方とかを聞いてみたい」。将来の対面を期待し、「この勢いで行ってほしい」と夏場所に続く2度目の優勝、大関昇進を期待した。

 中学時代まで競技に親しみ、国技館の土俵でも相撲を取った経験がある。改めてその魅力を、「細かい駆け引き、体のポジション、レスリングの勉強にもある」と力説。本業では今月30日からドイツへ渡り、ブンデスリーグに1カ月近く参戦する。充電作業を終え、王者はマットへ舞い戻る。

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