3大会ぶりメダルなしの卓球男子 打倒中国へ必要なのは「もう一人の張本智和」

[ 2024年8月13日 05:00 ]

スポーツニッポン担当記者がパリ五輪総括&提言

<パリ五輪・卓球男子団体3位決定戦>第4試合.第1ゲームをプレーする張本智和(撮影・岡田 丈靖)
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 卓球男子は3大会ぶりのメダルなしに終わった。シングルスは張本智和の8強が最高、団体は4位。16年リオ大会のように、再び団体決勝で中国と戦うには何が必要か。簡単に言えば「もう一人の張本智和」を生み出すことが必要だと思う。

 開幕前、男子の田勢邦史監督は「ライバルの存在は重要。世界ランキング50位以内に何人入れられるか」と今後に向けた一つの指針を示していた。現在、団体銀の女子が圏内に9人いるのに対し、男子は5人。競争力や選手層という点で物足りない状況となっている。

 今大会、あと一歩で何度も敗れた張本智だったが「シングルスの金、銀、銅メダリストと互角に戦ったのは智和だけ」と田勢監督は評価した。彼を超えようとする選手の台頭を見たい。 (西海 康平=卓球など担当)

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