マラソン6位入賞の赤崎暁「練習の成果を発揮できた」 次の目標は「日本記録を目指していきたい」

[ 2024年8月13日 21:41 ]

<パリ五輪 陸上日本代表入賞者会見>笑顔でポーズをとる男子マラソン・赤崎(左)と女子マラソン・鈴木(撮影・郡司 修) 
Photo By スポニチ

 パリ五輪の男女マラソンでともに日本勢最上位の6位に入賞した赤崎暁(26=九電工)、鈴木優花(24=第一生命グループ)が13日、羽田空港着の航空機で帰国し、都内で取材対応した。

 赤崎は大舞台で自己ベストを更新する2時間7分32秒をマークし、堂々たる走りを披露。「この3カ月間しっかりと練習してこれたので、今回のレースに関しても自信を持って挑むことができた。6位入賞と自己ベストで走れて、しっかりと練習の成果を発揮することができた」と振り返った。今後の予定は未定としたが、次なる目標は「日本記録を目指していきたい」と鈴木健吾が持つ2時間4分56秒の更新に意欲。初の海外レースで課題を感じたことも明かし、「雰囲気が違うと強く感じたので、日本だけにとどまらずに海外のマラソンレースにもしっかり挑んでいきたい。ペースメーカーのいないマラソンも経験していかなきゃいけない」とさらなる成長を誓った。

 今後は周囲から追われる立場となるが「持ちタイムからすれば(2時間)7分30(秒)は日本でも特別速いわけではない。日本記録からも2分半も離れている」と冷静。「他の選手から追われるかもしれないけれど、僕はまだ上の立場だと思っていない。そこは日本記録を出してから、自分が上に立てるのはその時かなと思っている」と飽くなき向上心を口にした。

 鈴木も起伏の激しい難コースで自己ベストを7秒更新する2時間24分2秒を記録した。「途中で故障があり、気持ちの面でも体の面でも余裕のない状態だった。全力を出せたらそれでいいと思うくらい吹っ切れてレースに挑んだ。世界との差が今回のコースだけでは埋まったかどうかは分からないが、自分自身と向き合って次に向けて頑張っていきたい」と話した。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2024年8月13日のニュース