使えなかったサッカーOA枠 海外進出選手の増加がネック 日本協会はクラブとの交渉方法を見直す必要が

[ 2024年8月13日 05:00 ]

スポーツニッポン担当記者がパリ五輪総括&提言

全体練習後に選手たちへ語りかける大岩監督(中央)
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 大岩ジャパンは最大3人まで活用できるオーバーエージ(OA)枠を出場国唯一、使用せず、準々決勝でスペインに敗れた。OAの考え方はさまざまだ。あるパリ世代が「自分たちでつかみ取った大会。個人的に来てほしくなかった」と本音を漏らすように世代のみで強い一体感が生まれ、一定の成果を出した。

 一方で山本昌邦ナショナルチームダイレクターが「OAは現場から希望があった。調整は進めていた」と話すように必要としていたことも事実だ。海外で活躍する選手が増え、今後も招集は難航するだろう。五輪熱が高い日本に対し、欧州では育成年代の大会という認識もある。ただ、金メダルを目標とする現場が求めるのであれば、日本協会はクラブとの交渉方法を見直す必要がある。 (滝本 雄大=サッカー担当)

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