一山麻緒「笑顔で会いたい」夫・鈴木健吾は「彼女を誇りに思います」16キロ地点でパリを一緒に走った

[ 2024年8月11日 17:56 ]

パリ五輪最終日 女子マラソン ( 2024年8月11日    パリ市庁舎─アンバリッド(廃兵院)の42・195キロ )

<パリ五輪・女子マラソン>ゴールした一山(撮影・岡田 丈靖)
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 女子マラソンが行われ、21年東京五輪8位の一山麻緒(資生堂)は2時間34分13秒で51位だった。

 昨秋のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)2位の一山は序盤から苦しいレース。先頭集団についていけず、10キロ地点で40位、15キロ地点で45位、中間点では先頭と2分4秒差の50位に下がった。25キロ地点では61位まで後退したが、終盤に粘って順位アップ。最後は笑顔でフィニッシュした。

 一山の夫でパリ男子代表に届かなかった男子日本記録保持者の鈴木健吾(29=富士通)は、妻のゴール直後に自身の公式Xを更新し「皆さん速報ありがとうございました!僕が掴めなかったパリに彼女のおかげで来ることが出来ました。2大会連続マラソンでオリンピックを走った彼女を誇りに思います」と感謝とねぎらいの言葉を投稿した。

 一山はレース後に涙を流しながら「順位だけ見たら残念だけど、やりきった気持ちでいっぱいでした。走る前は怖かったけど、世界中の人が応援してくれた。一緒にパリを目指した夫や、支えてくれたトレーナーさんの思いを無駄にしたくなかった」とここまでの道のりとレースを回想。夫の鈴木健吾が応援に駆け付けていたことには「16キロすぎぐらいに、一緒に走ってくれた。速く走れなかったけど、笑顔で会いたいね、と言っていたので、笑顔で会いたいです」と笑顔で語った。

 また今後については「んー、私、ちょっともう十分かな…」と話した。

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