女子マラソン金のハッサンに“山の神”柏原竜二氏も仰天「まじなんなん…トラックもマラソンもメダルって」

[ 2024年8月11日 17:41 ]

パリ五輪最終日 女子マラソン ( 2024年8月11日    パリ市庁舎─アンバリッド(廃兵院)の42・195キロ )

パリ五輪女子マラソンを制し金メダルを獲得したハッサン(右)と国旗を掲げ笑顔の鈴木優花(ロイター)

 女子マラソンが行われ、世界歴代2位の記録を持つシファン・ハッサン(31=オランダ)が2時間22分55秒で金メダルに輝いた。ハッサンは21年東京五輪ではトラック種目の5000メートルと1万メートルで2冠に輝いており、3種目での金メダル獲得となった。

 先頭集団の中でレースを進めていたハッサンは28キロからの上り坂を前に一度は後退した。それでも上りで集団に追いつくと、トップには立たずに横か後方の位置をキープ。残り1キロからはケニア、エチオピア勢との4人で優勝争いとなり、最後はティギスト・アセファ(27=エチオピア)と2人でのスプリント勝負に突入。コーナーでぶつかる場面もあったものの、自慢のスピードを生かし3秒差で先着した。ハッサンは、ゴール後に親交が深い日本代表で6位入賞の鈴木優花(第一生命グループ)と国旗を広げ笑顔で記念撮影をするなど金メダル獲得の喜びをかみしめていた。

 ハッサンの偉業に箱根駅伝で東洋大の「山の神」として活躍した柏原竜二氏(35)が自身のSNSですぐさま反応。「ハッサンまじなんなん…トラックもマラソンもメダルってなんなん…」と驚きの声を投稿した。

 ハッサンは今大会、5000メートルと1万メートルでも銅メダルを獲得。5000メートルは予選と決勝の2レースを走っており、マラソンとの計3種目で62.195キロを走った計算になる。1万メートル決勝は9日夜に行われており、マラソンは34時間半後のスタートとなっていた。

 昨年10月のシカゴマラソンでは世界歴代2位の2時間13分44秒をマークしていた。

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