フリースタイル57キロ級・樋口黎 2大会ぶり五輪初戦は不戦勝で準々決勝進出 相手が棄権と発表

[ 2024年8月8日 17:58 ]

パリ五輪第14日 レスリング ( 2024年8月8日    シャンドマルス・アリーナ )

樋口黎
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 男子フリースタイル57キロ級の樋口黎(28=ミキハウス)が8日、1回戦で対戦予定だったアリレザ・サルラク(イラン)が棄権したため、準々決勝進出が決まった。

 樋口は、大会組織委員会がアリレザ・サルラクの棄権を正式に発表したため不戦勝が決まった。

 レスリング界で昨年9月にパリ内定1号となった樋口。21年東京五輪代表落選の悔しさをバネにたどり着いた2大会ぶりの五輪のマットで、16年リオ五輪の銀メダルを超える悲願の金メダル獲得への挑戦が思わぬ形で始まった。

 ◇樋口 黎(ひぐち・れい)1996年(平8)1月28日生まれ、大阪府出身の28歳。茨城・霞ケ浦高、日体大卒。日体大助手を経て21年からミキハウス所属。吹田市民レスリング教室で4歳から開始。高校時代はインターハイ2連覇、国体2連覇を達成し、15年に全日本選手権を初制覇。16年リオデジャネイロ五輪は銀メダル。21年東京五輪はアジア予選で計量失格。その後、世界最終予選で出場枠を獲得したものの、国内プレーオフで敗れ2大会連続出場を逃した。22年世界選手権では非五輪階級の61キロ級で初の世界一。家族は妻と1女。

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