レスリング57キロ級・桜井つぐみ 22歳世界女王が初戦突破!女子出場4階級連続メダルへ準々決勝進出

[ 2024年8月8日 18:26 ]

パリ五輪第14日 レスリング ( 2024年8月8日    シャンドマルス・アリーナ )

<パリ五輪・レスリング女子57キロ級1回戦>初戦を突破した桜井(撮影・岡田 丈靖)
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 女子57キロ級の桜井つぐみ(22=育英大助手)が8日、1回戦でハナフェイ・テーラー(カナダ)を6―1で下し、準々決勝に進出した。

 57キロ級は五輪3連覇を目指していた金城梨紗子(旧姓・川井)が君臨する階級だったが、昨年6月の全日本選抜選手権では準決勝で直接対決し、テクニカルスペリオリティー勝ちで圧倒。名実共に世代交代を果たし、パリへの切符を勝ち取った桜井。初五輪でも世界女王の貫録を見せ初戦を突破した。

 序盤は相手の動きを見極めながらの闘いとなったが、巧みに相手の攻撃を封じ、タックルから得点。前半を3―1で折り返すと、第2ピリオドにも3ポイントを重ね危なげなく初五輪1勝を挙げた。

 ここまで日本女子勢の出場階級では、尾崎と須崎が銅メダル獲得、藤波も決勝進出で銀メダル以上を確定させている。4階級連続メダルへ、桜井が頂点まで突っ走る。

 ◇桜井 つぐみ(さくらい・つぐみ)2001年(平13)9月3日生まれ、高知県出身の22歳。高知南高、育英大を経て、今年4月から育英大助手。父が開設した高知クラブで3歳から競技を開始。中学校時代は全国中学校大会を3連覇。大学1年だった20年の全日本選手権を初めて制すと、世界選手権では21年は非五輪階級の55キロ級を、22、23年は57キロ級を制して3連覇を達成した。家族は父・優史氏、母・美佳さんと妹2人。

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