須崎優衣 1回戦で敗れた相手が決勝進出も…計量失格からの引退表明「私はリスペクトを持っています」

[ 2024年8月8日 18:30 ]

パリ五輪レスリング女子50キロ級1回戦で敗れた須崎(右)=AP
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 パリ五輪レスリング女子50キロ級で2大会連続のメダルとなる銅メダルを獲得した須崎優衣(25=キッツ)が競技から一夜明けた8日、メダリスト会見に出席した。

 1回戦で敗れた相手のビネシュ・ビネシュ(インド)が決勝に進出しながらも計量失敗により失格となった。その後、自身のSNSで引退を表明した。

 須崎は「決勝戦まで上がって、最後の計量を通過できなかったのはこれほど悔しいことはない」と思いやった。また「彼女のことを思うと本当に…なんて言うんだろう…。本当に悔しい気持ちでいっぱいだと思う。そうですね。なんて言うんでしょ…」と言葉を選びながら「なんて声をかけてあげられるのかわからないですけど、レスリングを引っ張ってきた偉大なレスラーなので、私はリスペクトを持っています」とコメントした。

 1回戦で須崎は2―0とリードして、勝利まで残り9秒。だが、最後の最後にビネシュの捨て身のタックルを受け背中を取られ同点に追いつかれ試合終了。2―2もラストポイントで須崎が敗れた。すぐにチャレンジを要求も、判定の末に却下され敗戦が決まった。日本人選手以外に初黒星となった。

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