須崎優衣 不戦勝扱いで3位決定戦に直行! 敗者復活戦前に“ドタバタ劇”負けたビネシュが当日計量で失格

[ 2024年8月7日 17:55 ]

パリ五輪第13日 レスリング ( 2024年8月7日    シャンドマルス・アリーナ )

パリ五輪レスリング女子50キロ級1回戦で敗れた須崎(右)=AP
Photo By スポニチ

 女子50キロ級の須崎優衣(25=キッツ)は7日、敗者復活戦に臨むはずだったが、不戦勝扱いで3位決定戦直行となった。

 女子50キロ級1回戦で須崎が負けたインドのビネシュが、決勝の当日計量で体重超過によりまさかの失格。ビネシュが準決勝で負けたグスマン(キューバ)が規定により決勝に進出することが決まり、それぞれビネシュに準々決勝で敗れたオクサナ(ウクライナ)と1回戦で敗れた須崎が、敗者復活戦は不戦勝扱いで3位決定戦直行となった。

 なおビネシュは、6日に行われた須崎戦前の計量はクリアしていた。

 「今の私はオリンピックチャンピオンになる器じゃなかった」。そう語り涙を流した須崎だったが、敗者復活が決まると「最低でもメダルは持ち帰りたい」と決意を語っていた。連覇を狙って降り立ったパリでの闘いは、笑っても泣いてもあと1戦。パリ2度目のマットで、必ず意地の銅メダルを勝ち取る。

 ◇須崎 優衣(すさき・ゆい)1999年(平11)6月30日生まれ、千葉県出身の25歳。東京・安部学院高、早大を経て、22年4月からキッツ所属。早大レスリング部OBの父・康弘さんがコーチを務めていた松戸ジュニアクラブで7歳から開始。高3だった17年の世界選手権で02年の伊調馨以来となる高校生Vを達成。21年東京五輪金メダル。22年にはU23世界選手権も制し、カデ、ジュニア、シニア世界選手権と五輪を合わせた主要5大会を制すグランドスラムを男女通じて世界で初めて達成した。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2024年8月7日のニュース