【バレー男子】日本 2大会連続8強も笑顔なし 石川「最低限。うれしいとかは全くない」高橋藍も危機感

[ 2024年8月3日 06:30 ]

パリ五輪第8日 バレーボール男子1次リーグC組   日本1-3米国 ( 2024年8月2日    パリ南アリーナ )

試合後、厳しい表情の(右から)石川、西田、高橋藍(撮影・小海途 良幹)
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 52年ぶりの五輪金メダルを狙う日本は、1次リーグ最終戦で米国と対戦。セットカウント1-3で敗れた。第1、2セットを連取された後に第3セットを奪い返したが、第4セットを奪われた。それでも1セットを奪取したことで東京五輪に続き2大会連続の8強入りを決めた。

 主将の石川は1次リーグ突破について「最低限。うれしいとかは全くない」と悔しげに語った。米国に敗れ、自身も5得点と精彩を欠いた。第3セットはベンチに下がり、「パフォーナンスがよくなかったので。監督の判断が正しかったと思います」と認めた。

 9得点の高橋藍は「僕は米国に勝たない限り目標としている金メダル達成は難しいと思っていた。勝つ意識を強くして臨んでいた。勝てなかったという意味では改善すべきところは多い。(今後は)負けられない戦いが続く。ギアを上げないと」と危機感を募らせた。

 第3セット以降は日本にも流れがやってきたものの、石川は大塚と交代してコート外に。コートの外から見ていて「非常にみんな割り切っていた」と第3セットを奪取できた要因を口にした。

 第4セットにコートに戻ったが「流れを変えるために入ったが、変えることはできなかった。そこは反省するべき」とし「次の機会があるので、そこでしっかりプレーできるようにしていきたい」とコメントした。

 そして「まず次の試合が重要。ここから負けたら終わり。しっかり勝ち切る準備をして臨みたい」と決勝トーナメントを見据えた。

 今大会は1次リーグA~C組の各組上位2チームと3位の上位2チームが準々決勝に進出する。日本は米国に1―3で敗れて勝ち点4のC組3位となっても、セット率が・857。勝ち点4で並ぶB組3位のブラジルにはセット率で及ばないものの、3日午後9時(日本時間4日午前4時)からのA組のセルビアがカナダに3ー0で勝利して勝ち点4としても、セルビアのセット率は・833止まりで日本を上回ることはない。

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