銅メダルのシダマツ、笑顔と涙のフィナーレ 志田「2人で持ち帰るものができてよかった」

[ 2024年8月3日 22:55 ]

パリ五輪第9日 バドミントン女子ダブルス3位決定戦 ( 2024年8月3日    ポルトドラシャペル・アリーナ )

<バドミントン・女子ダブルス3位決定戦>銅メダルを獲得し喜ぶ松山(左)と志田(撮影・岡田 丈靖)
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 女子ダブルスで世界ランキング4位の志田千陽(27=再春館製薬所)松山奈未(26=同)組は3日、3位決定戦で同12位のパーリー・タン、ムラリタラン・ティナア組(マレーシア)と対戦し、2―0で勝って銅メダルを獲得した。同種目の日本勢では12年ロンドン大会銀の藤井瑞希、垣岩令佳組、16年リオデジャネイロ大会金の松友美佐紀、高橋礼華組に続くメダルとなった。 女子ダブルス・トーナメント表

 メダル獲得を決めると、2人はまず涙。そして笑顔で抱き合った。「最後は笑って終わりたい」と話していた通りの結末。マレーシア組とも抱き合って健闘を称え合い、スタンドに手を振った。

 ▼志田 昨日(準決勝)負けてしまって悔しかったけど、2人で持ち帰るものができてよかった。勝って負けても最後と思っていたので、相手より我慢しようとか1球でも諦めないようにとやっていた。チムのスタッフ、家族、みなさんの力があってのメダルと思っているので、本当にうれしい気持ちでいっぱいです。

 ▼松山 メダルを持って帰れることにホッとした。今日はとにかく勝ちたかったので、勝ててよかた。今日はずっと前を向いて、次、その次と声を掛け合いながらやってました。会場にも応援がたくさん来てくれて、日本からもメッセージがたくさん届いて、みなさんに良い勝利を届けられることをうれしく思います。

 ◇志田 千陽(しだ・ちはる)

 ☆生まれ&サイズ 1997年(平9)4月29日生まれ、秋田県八郎潟町出身の27歳。1メートル60。血液型B。右利き。

 ☆競技歴 6歳の時に地元クラブ「八郎潟レイクジュニア」でバドミントンを始めた。青森山田中、青森山田高を経て16年に再春館製薬所入社。女子ダブルスで中学3年時に全中、高校3年時にインターハイを制覇。

 ◇松山 奈未(まつやま・なみ)

 ☆生まれ&サイズ 1998年(平10)6月28日生まれ、福岡県北九州市出身の26歳。1メートル67。血液型B。右利き。

 ☆競技歴 元実業団選手の母・裕子さん(57)や兄・広豊(ひろと)さん(29)、姉・友美(ゆみ)さん(27)の影響で7歳でバドミントンを初めて地元クラブ「岡垣ジュニア」で腕を磨いた。九州国際大付中2年時にシングルスで全国3位に。九州国際大付高で本格的にダブルスに取り組み、3年時に世界ジュニア選手権優勝。17年に再春館製薬所入社。

 ☆ペア歴 ジュニア日本代表で初めてペアを組み、再春館製薬所でも継続。19年全日本総合選手権4強。20年A代表入り。21年ワールドツアーファイナルズ準優勝。22年全英オープン優勝。

 ☆趣味 志田はアイドル好きでお気に入りは坂道グループ。元乃木坂46の山下美月に「顔も好き、仕事に対する姿勢も尊敬している」と心酔し5月の卒業コンサートにも駆けつけた。松山はドラマ好き。最近は「ネットフリックスで韓国ドラマばかり見ている」。

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