松山 全米OP6位フィニッシュ!日本のエース自覚とともに次のステージへ「五輪でメダル」

[ 2024年6月18日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー・全米オープン   最終日 ( 2024年6月16日    ノースカロライナ州パインハースト・リゾート=7543ヤード、パー70 )

11番ホールでショットを放つ松山英樹(AP)
Photo By AP

 首位と5打差の5位から出た松山英樹(32=LEXUS)は1バーディー、1ボギーの70で回り、通算2アンダーの6位だった。22年に続き3度目のトップ10入り。ラウンド後には今夏のパリ五輪出場を明言し、初のメダル獲得に意欲を示した。21年の東京に続く2大会連続の五輪出場となる。通算6アンダーのブライソン・デシャンボー(30=米国)が20年大会以来、2度目の優勝を成し遂げた。

 全米オープンで3度目のトップ10入りとなる6位でフィニッシュした。松山はスコアを伸ばせなかったが、70と粘りのゴルフを展開。悔しさの中にも一定の手応えを口にした。

 「まあよく粘れたなという感じはある。悪いなりにここまで持ちこたえられているということはいい状態だとは思います。これを最低限のレベルにしていきたい」

 9番で唯一のボギーを叩き、11番では1打目をブッシュに打ち込みながらもパーセーブ。「ショットがなかなかうまくいかなかった」と話したが、厳しいセッティング下でもオーバーパーを打たないのが総合力の高さを物語っている。実測316ヤードの13番パー4では意地を見せつけた。果敢に1Wを振り抜き、1オンに成功。7メートルのイーグルパットは惜しくも外れたが、この日唯一のバーディーを奪った。

 現在、日本勢トップの世界ランク12位。既に確実にしていた各国原則2枠のパリ五輪代表争いで昨季日本ツアー賞金王で同83位の中島啓太とともに出場権獲得が決定的となり、大会後には出場を明言した。

 「若手が頑張ってランク50位以内に2人が入っていれば別に僕は出なくてもいいかなと思いながらも、そういう感じではなかったので出なきゃいけないと思います」

 日本勢で世界ランク50位以内に入っているのは松山ただ一人だ。14年から米ツアーに主戦場を移し、今年で11年目。日本勢トップの座を一度も譲ることなく、孤高の戦いを続けており、再び日の丸を背負って戦う覚悟を決めた。

 東京五輪ではプレーオフの末に4位。大会直前に新型コロナウイルスに感染した影響で体調が万全ではなかったが、最後までメダルを争う意地を見せた。2大会連続出場の五輪へ「普段の戦い方でメダルを目指す。出るからには頑張りたい。この調子でそのままいい状態をキープしていけたらいいなと思っています」と力を込める。パリ五輪前にはメジャー第4戦の全英オープン(7月18日開幕)も控える。日本のエースはここからさらにギアを上げていく。

 《デシャンボー2度目V》デシャンボーは1打リードで迎えた最終18番、54ヤードのバンカーショットを1メートルに寄せてパーをセーブすると拳を握って雄叫びを上げた。粘り強く71にまとめて2度目の大会制覇を飾り、「生涯一番のショットだった。この瞬間はキャリアのハイライトになる」と感激の表情を浮かべた。LIVゴルフでプレーする30歳は父の日にメジャー勝利をつかみ、「22年に父が亡くなった。とてもショックだったけど、周囲に支えられて成長できたと思う」と感慨深げだった。

 《6位でも賞金約1億1750万円》賞金総額が2150万ドル(約33億7550万円)とメジャー史上最高となった今大会は、6位の松山でも獲得賞金が74万8154ドルで、日本円にして約1億1750万円を手にした。優勝したデシャンボーは過去最高額となる430万ドル(約6億7500万円)を稼いだ。優勝賞金は昨年大会より100万ドル増えた。

 【日本代表の五輪】
 ▽16年リオ大会 112年ぶりにゴルフ競技が実施され、ジカ熱などの不安から男子では世界ランク1~3位のデー、D・ジョンソン、スピース、松山ら有力選手が辞退。日本勢は池田勇太が21位、片山晋呉は54位に終わった。女子は野村敏京が銅メダルに1打及ばず4位、大山志保が42位だった。

 ▽21年東京大会 新型コロナの影響で1年遅れでの開催。男子は松山英樹が銅メダルを懸けた7人のプレーオフで敗退し、4位に終わった。星野陸也は38位。女子は稲見萌寧がリディア・コとのプレーオフを制して日本勢初の表彰台となる銀メダルを獲得。畑岡奈紗は9位だった。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2024年6月18日のニュース