【勧進相撲】鶴竜、栃煌山ら往年の名力士がOB戦参加 高見盛は“気合入れパフォーマンス”披露

[ 2024年4月16日 19:07 ]

<能登半島地震復興支援勧進大相撲>62年ぶりの勧進相撲が行われた(撮影・郡司 修)
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 能登半島地震復興支援勧進大相撲が16日、東京・両国国技館で行われた。勧進相撲は戦国時代や江戸時代に盛んに行われ、寺社、仏閣などの造営や修復のための費用を捻出するため開催された興行。1962年10月の四天王寺復興勧進大相撲(大阪府立体育館)以来、62年ぶりの開催となった。入場料は全額、被災地支援の義援金として寄付される。

 本場所では見られない企画として、初っ切りや関取衆による歌唱ショー、さらには親方衆によるOB戦も行われた。「甦る!思い出の名勝負」と題して、元小結・千代鳳(大山親方)、元幕内・旭日松(桐山親方)、元小結・若荒雄(不知火親方)、元幕内・北太樹(小野川親方)、元小結・高見盛(東関親方)、元幕内・里山(千賀ノ浦親方)、元関脇・魁聖(友綱親方)、元幕内・誉富士(楯山親方)、元横綱・鶴竜(音羽山親方)、元関脇・栃煌山(清見潟親方)の10人の親方が参加した。

 元横綱・鶴竜は、元関脇・栃煌山と対戦。右四つに組み合ってすぐに左上手投げで崩して一気に寄り切った。現役引退から3年も、それほど衰えていない肉体。支度部屋のテレビで見ていた幕内力士たちから「体仕上がってる」「強っ!」と感嘆の声が上がった。

 元小結・高見盛は、元幕内・里山と対戦。制限時間いっぱいの塩を取りに行く時には、激しく体をたたく“気合入れパフォーマンス”も復活した。取組では中に入られて寄り切りで敗れ「右足が重かった。壊れるかと思った」と苦笑いしていた。

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