【レスリング】慶大女子初の五輪代表・尾崎野乃香 68キロ級初の国際大会で圧勝V アジア選手権

[ 2024年4月13日 23:50 ]

レスリングアジア選手権第3日 ( 2024年4月13日    キルギス・ビシケク )

尾崎野乃香
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 女子68キロ級でパリ五輪代表に内定している尾崎野乃香(慶大)が3試合を勝ち抜き優勝した。昨年12月の全日本選手権でそれまでの62キロ級から68キロ級に転向した尾崎は、今大会が68キロ級の国際大会デビュー。見事な勝ちっぷりで、五輪本番へ勢いを付けた。

 初戦で中国選手に10―0のテクニカルスペリオリティー勝ちすると、続く準決勝では昨年の世界選手権準優勝選手と対戦。62キロ級で培った低い姿勢からの素早いタックルで寄せ付けず、再びテクニカルスペリオリティー勝ち。決勝ではインド選手に2失点したものの、3試合連続のテクニカルスペリオリティー勝ちを収めた。

 22年世界選手権62キロ級女王の尾崎だが、同級でのパリ切符を逃すと、唯一代表が決まっていなかった68キロ級に転向。転向からわずか2カ月あまりで迎えた全日本選手権を制すと、今年1月のプレーオフで石井亜海を下し、パリ五輪代表の座をつかんだ。

 レスリングでは慶大出身者初の五輪代表でもある尾崎。「気持ち的に浮かれることもなく、何も変わらない。次の目標が五輪になっただけ」と泰然自若で一気に世界一まで上り詰める。

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