池江璃花子「パリはメダルというレベルではない」自身の立ち位置を冷静に分析

[ 2024年3月29日 12:18 ]

<パリ五輪競泳女子日本代表囲み取材>記者からの質問に答える池江璃花子(撮影・大城 有生希)
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 パリ五輪競泳日本代表の池江璃花子(23=横浜ゴム)が29日、都内で取材に応じ、自身の立ち位置を冷静に分析した。24日に閉幕した国際大会代表選考会で100メートルバタフライの代表権を獲得。準決勝では白血病から復帰後のベストとなる57秒03をマークしたが、21年東京五輪8位相当のタイムで「パリ五輪はメダルというレベルではない」と語った。

 代表選考会で50、100メートル自由形は1位になったが、派遣標準記録を突破できず50メートル自由形決勝後には涙した。昨秋から師事するマイケル・ボール・コーチに「タイムには納得していない」と率直な気持ちをぶつけると「パリのチケットを手にしたことを素直に喜んで。一緒にパリに向かって進めることがうれしい」と返されたという。

 日本代表は27日から都内で合宿をスタート。池江は31日までの合宿後に練習拠点を置くオーストラリアに戻る予定で「思ったより実感はわいていない。あと3、4カ月でどこまで強くなれるか楽しみ。ワクワクしている気持ちは大きい」と視線を上げた。

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