日大アメフト部違法薬物事件、警視庁が新たに6人を麻薬特例法違反容疑で書類送検へ

[ 2024年2月26日 14:15 ]

日大アメフト部の寮

 日大のアメリカンフットボール部を巡る違法薬物事件で、警視庁薬物銃器対策課は26日にも、アメフト部に所属していた3年生の学生4人と卒業生2人を麻薬特例法違反(所持)の疑いで書類送検する方針を固めた。一連の事件での逮捕・書類送検は計10人となる。

 捜査関係者によると、6人は昨年2~6月、大麻と認識して大麻のようなものを所持した疑いが持たれている。

 同部を巡っては警視庁が昨年8月に東京都中野区にある寮を家宅捜索して以降、3人を逮捕、1人を書類送検していた。逮捕された3人のうち、麻薬取締法違反(所持)の罪に問われた3年生(21)は1月に懲役1年4月、執行猶予3年の有罪判決が確定。公判で「部内で10人程度が大麻を使っていた」と説明していた。他の2人は麻薬特例法違反罪で罰金刑を受けた。同法違反容疑で書類送検された1人は不起訴処分となった。

 日大のアメフト部は今年1月に廃部の手続きが完了し、事件に関与していない在学生と24年度新入生について新たな受け皿の設置を検討している。関東学生アメリカンフットボール連盟は今月15日、違法薬物事件で廃部となった日大が同日付で連盟から退会することになったと発表した。廃部の報告を正式に受けたもので、関東大学リーグに再び参加するには改めて加盟申請が必要で24年度の新規加盟は2月末が書類の提出期限。連盟の規定によると加盟が認められても昇格できない「準加盟」として原則3部からスタートする。

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