伊藤美誠「初めてコーチ、監督の感覚に」話題の“監督”ぶり 早田ひな「要求がきっつい」

[ 2024年2月26日 16:54 ]

<「2024年世界卓球選手権釜山大会(団体戦)」日本代表帰国記者会見>質問に答える伊藤美誠(後列右)(撮影・大城 有生希)
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 韓国・釜山で開催された卓球の世界選手権団体戦に出場した日本代表が26日、都内で会見を行った。

 女子は5大会連続で銀メダルを獲得。決勝で中国に敗れたものの、2―3の死闘を演じて最強国を追いつめた。

 パリ五輪代表から落選した伊藤美誠(23=スターツ)は2試合の出場にとどまったが、出番がない試合では腕を組みながらベンチからチームメートに的確なアドバイスを送る貫禄を見せ、ネットで“伊藤監督”と呼ばれるなど話題となった。

 伊藤自身は「初めてコーチ、監督の感覚になった。みなさんが安心というか落ち着いてベンチ帰った時に笑いながら安心できる空間を作りたいと思った」と笑って回想した。一方でパリも補欠での同行を待望する声もある中、「自分自身、(東京五輪で)金銀銅で経験しているので。これから五輪に出たい、金メダルを獲りたい選手がリザーブとなって帯同するべきかなと思っている。リザーブは将来を背負っていく選手が経験すべきと思っている」と話した。

 張本美和(15=木下グループ)は「新たな視線からアドバイスいただいて心強かった。表情、あいづちで自分も安心して試合ができた」と感謝。平野美宇(23=木下グループ)が「(伊藤は)同い年だけど世界トップ級に頭の回転が速い選手。見習うところ多いし、意見を聞いて最後まで中国選手とも戦えた」と言えば、早田ひな(23=日本生命)も「私と美誠は中国人選手に勝つイメージを持っている中での会話が多かった、要求がきっついなあと思うくらい」と笑っていた。

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