宇野昌磨　連覇で6度目日本一！「ハイレベルな演技の中、優勝できてうれしい」　鍵山2位、山本3位

フィギュアスケート全日本選手権第3日 （ 2023年12月23日    長野市ビッグハット ）

＜フィギュア全日本選手権第3日＞男子フリー、演技を終えセーフのポーズをする宇野昌磨（撮影・小海途　良幹）
Photo By スポニチ

　男子フリーが行われ、ショートプログラム（SP）首位で世界選手権2連覇中の宇野昌磨（26＝トヨタ自動車）が2年連続6度目の日本一に輝いた。フリーで193.35点をマークし、合計298.04点で、全日本では10年連続の表彰台。来年3月の世界選手権（モントリオール）代表に内定した。

　SP3位でGPファイナル銅メダルの鍵山優真（20＝オリエンタルバイオ・中京大）はフリー1位となる198.16点を叩き出し、合計292.10点で2位。SP2位の山本草太（23＝中京大）は287.00点で全日本初の表彰台となる3位に入った。

　21日のSPでは「コンディションはあまり良くない」としつつも、冒頭の大技4回転フリップを決めると丁寧な演技でスピン、ステップを最高のレベル4でそろえ、唯一の100点台を叩き出した宇野。

　フリーでは冒頭の4回転ループで着氷が乱れたがその後は大きなミスなくまとめる貫禄の滑りを披露。演技後は笑顔で“セーフ”のポーズを繰り返した。

　演技後には「これだけハイレベルな、今日は特に皆さんが素晴らしい演技が続いていてその中で優勝できて凄くうれしい。皆さんに比べると劣る内容の演技だったが、それでもショート、フリー合わせて自分の状態に合った演技だった」と振り返った。

　▽フィギュアスケートの世界選手権代表選考　各3枠の男女は全日本選手権優勝者が自動的に決まる。2人目は全日本の2、3位やGPファイナル上位2人（男子は宇野と鍵山、女子は坂本と吉田）、全日本終了時で国際スケート連盟公認のシーズン最高得点の上位3人から選考。3人目は世界ランキングなども加味して選出する。全日本出場は必須だが、ケガで欠場のペア三浦、木原組は昨季世界選手権優勝の実績で選考対象となる。