石川遼最終組で逆転優勝目指す「明日後半“アレ”を争えるところにいたい」男子ゴルフ日本シリーズ

[ 2023年12月2日 16:24 ]

男子ゴルフツアー 日本シリーズJTカップ第3日 ( 2023年12月2日    東京都 東京よみうりCC=7023ヤード、パー70 )

<日本シリーズJTカップ・3日目>18番、ラウンドを終え小木曽(左)と握手を交わす石川遼(撮影・西尾 大助)
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 9位から出た石川遼(32=CASIO)が1イーグル、7バーディー、1ボギーの内容で、今季自己最少の62をマークし、通算11アンダーの3位に浮上した。

 首位の中島啓太(23=フリー)、蝉川泰果(22=フリー)とは2打差。最終日は最終組から逆転での今季初勝利、ツアー19勝目、史上7人目となる大会3勝目を目指す。

 コースに大歓声がこだました。主役は石川だ。1つ伸ばして迎えた3番。135ヤードから9Iで「スピンを抑えて、転がるように」打った第2打はピン手前10ヤードに着弾。グリーン上を転がりカップに収まった。

 「ピンを狙っていくようなショットではなかったけど、ラッキーだった」とはにかむ石川。グリーンにたどり着くと、大歓声の中、ボールを拾い上げた右手を高々と掲げた。

 会心のショットインイーグルで波に乗ると、5番で4メートル、6番で6メートル、7番で2・5メートルを沈めて3連続バーディー。12番では20メートルの超ロングパットをねじ込み、17番パー5では残り188ヤードから7Iで2オン。イーグル逃しのバーディーで通算11アンダーまで伸ばした。

 今季自己最少の62を叩き出し「悔しいところは二つくらいあるけど、完ぺきに近い内容。90点くらい。ここまで出せたのはめちゃくちゃ良かった」と満足感をにじませた。

 最終日は、賞金王を決めた中島、賞金ランク3位の蝉川と最終組で優勝を争う。「自分の名前が泰果(蝉川)や啓太(中島)、琢実(金谷)、ヨンハン(宋永漢)と並んでいるのは今年できなかったこと。明日後半に“アレ”を争えるところにいたい」。プロ野球・阪神の岡田彰布監督が「優勝」を意味する隠語として使用し今年の新語・流行語大賞年間大賞を受賞した言葉を使い、昨年11月の三井住友VISA太平洋マスターズ以来となるツアー19勝目への意欲を示した。

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