柔道の体重別団体学生日本一決定戦で混乱 試合途中に道着違反で決着→10分後に判定取り消しで再開

[ 2023年10月22日 13:03 ]

柔道全日本学生体重別団体優勝大会最終日 ( 2023年10月22日    兵庫・ベイコム総合体育館 )

<柔道全日本学生体重別団体優勝大会最終日・男子準々決勝>道着違反による反則負け判定に、審判に向けて抗議する国士舘大・田中裕大
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 体重別団体の学生日本一決定戦で、審判の判定により、一時混乱を来す事態となった。

 問題が起きたのは、男子準々決勝の日体大―国士舘大戦の五将(3戦目)73キロ級の試合。2分30秒、待て合図で試合が中断すると、国士舘大・田中裕大(4年)の道着チェックが行われ、袖の長さが規定より短いと判断され、日体大・石原樹(4年)の勝利が宣告された。

 この判定に田中は猛抗議。畳を下りずに大きなリアクションを取るなどしてアピールすると、審判団は改めて協議。審判長などの責任者を含めた約10分間の協議が行われた結果、判定は取り消しされ、田中が適性な道着に着替えた上で、2分30秒から試合が再開されることになった。試合はその後、石原が3つめの指導を引き出し、一本勝ちを収めた。

 柔道の試合審判規定では、上衣の袖の長さは最長で手首の関節まで、最短は手首の関節から5センチまでと定められている。一般的に袖が長いほど相手につかまれる部分が大きくなるため、組み手争いで不利になるとされている。

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