小平　V圏3差5位　照ノ富士との出会い刺激「横綱は自分に自信を持っていて負けないという気持ちがある」

米男子ゴルフツアー　ZOZOチャンピオンシップ第3日 （ 2023年10月21日    千葉県　習志野CC＝7079ヤード、パー70 ）

8番、ティーショットを放つ小平智（撮影・西尾　大助）
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　3位で出た小平智（34＝Admiral）が69で回り首位に3打差の5位でフィニッシュし、V圏内をキープした。ジャスティン・サー（26＝米国）が通算9アンダーでトップ。石川遼（32＝CASIO）が69の通算4アンダーで8位につけている。注目の松山英樹（31＝LEXUS）は68と2つ伸ばして43位まで盛り返した。

　焦りはなかった。最終組で回った小平は同伴競技者が10アンダーまでスコアを伸ばしても「終わってみないと分からないと特に意識はしなかった」と落ち着いていた。6番では残り97ヤードを56度のウエッジで3メートルに乗せバーディーを奪うと、続く7番パー3でも1メートルにつけ連続バーディー。米ツアーも6シーズン目。鍛えられたメンタルが要所で生きた。

　今年に入って知人の紹介で知り合った横綱・照ノ富士と会食を重ねたことも励みになった。「一流の選手と接すると自分にないものを教えてもらえる。横綱は普段から自分に自信を持っていて負けないという気持ちが凄くある。そういうのは大事だなと感じています」。5月の夏場所で照ノ富士が優勝した時は「刺激になった」と振り返る。

　今季は米ツアーの年間ポイントランクで183位と苦戦。来季の出場権を手にするためには今大会を含めたフォールシリーズの残り4試合で125位以内に入る必要がある。「ぜひともこのチャンスをものにしたい」と闘志を高めていた。