関西大学ラグビー、同大が屈辱の開幕4連敗 決めれば逆転、ラストプレーのPGが外れる

[ 2023年10月22日 15:34 ]

2023ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第4節   摂南大34-32同大 ( 2023年10月22日    宝ヶ池公園球技場 )

<同大・摂南大>前半、左隅にトライを決める同大・桃田(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 同大2点ビハインドで迎えた後半ロスタイム6分。摂南大のヘッドアップにより、敵陣22メートルラインよりわずかに奥で、距離はあるが真正面からのペナルティーゴールという大チャンスを得た。キッカーはSO嘉納一千(4年=大阪桐蔭)。チームの命運を乗せた楕円球は、無情にもゴールポストの右外へ消えていった。同時にノーサイドのホイッスル。背番号10は膝から崩れ落ちた。悪夢の開幕4連敗。白星があまりにも遠い。

 最大13点差を、一時は後半38分で逆転。流れは完全に同大のものだった。だが同42分、自陣左サイドで痛恨のオブストラクション。ペナルティーゴールを沈められ、再逆転を許した。

 主将のプロップ山本敦輝(4年=常翔学園)が「イージーなミスが多かった。そこで声を出していたら、といったコミュニケーションミスが多く、点につなげられてしまった」と振り返ったように、ラストプレーが目立ってはしまうが、それまでの守備で勝負は決まっていたのかもしれない。

 摂南大に敗れるのは09年以来14年ぶり。残り3節は上位3校との対戦を残しているため、相当な厳しい戦いが予想される。1911年の創部以降、入れ替え戦への出場は10年のみだが、一気に現実味を帯びてきた。山本は「チームで一番練習していて、一番キックもうまい。彼自身に責任を負わせたくない」と嘉納をかばった。窮地に立たされた西の名門が、意地を見せられるか。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2023年10月22日のニュース