【ラグビーW杯】前回王者・南アフリカが開催国フランス撃破 1点差の激闘制し2連覇へ前進

[ 2023年10月16日 06:01 ]

ラグビーW杯フランス大会準々決勝   南アフリカ29―28フランス ( 2023年10月15日    サンドニ )

接戦の末、フランスを破り歓喜の南アフリカ代表(AP)
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 前回王者と開催国の激突は、前回王者の南アフリカが29―28でフランスを破り、3大会連続の4強入りを果たした。20日の準決勝では19年大会の決勝を争ったイングランドと対戦する。 試合結果

 完全アウェーの巨大スタジアムを埋めたフランスサポーターを、グリーン&ゴールドの戦士が黙らせた。前半は3トライずつを奪い合う得点の取り合いに。しかし終了間際にロックのエツベスが危険なタックルでシンビン(10分間の一時的退場)となり、ショットを決められた数的不利で3点を追い掛ける苦しい状況で後半を迎えた。

 だがそこからが王者の真骨頂だった。スクラムにはCTBデアレンデが入るなど、14人の時間帯を最少失点で切り抜ける。その後1PGで6点差に広げられたものの同27分、自陣スクラムからバックス勢が一気に敵陣へ攻め込み、ゴール前でペナルティーを獲得。タップスタートからFWがパワープレーを仕掛けると、最後はエツベスが2メートル4の長身を伸ばしてトライ。途中出場のSOポラードのコンバージョンも決まり、逆転に成功した。

 その後はフランスの猛攻に耐え続け、最後は相手のノックオンを誘い、わずか1点のリードを守り切った南アフリカ。2大会連続で準々決勝で開催国を沈め、史上2例目の2連覇、そして単独最多の4度目の世界一へあと2勝に迫った。

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