【世界相撲】ウクライナ勢が大活躍!個人7階級と女子団体で金メダル 獅司と安青錦も応援に駆けつけた

[ 2023年10月9日 08:51 ]

団体優勝を果たした女子ウクライナ代表チーム(撮影・前川 晋作)
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 世界相撲選手権大会が8日、東京都立川市のアリーナ立川立飛で行われた。20年以降はコロナ禍で中止が続いており、大阪府堺市で行われた19年以来4年ぶりの開催となった。

 ウクライナ勢が男女計10階級のうち7階級で金メダルを獲得。団体戦でも男女ともに決勝に進出し、女子団体が15年以来8年ぶりの優勝を果たした。

 男子軽量級(85キロ未満)は、セミクラス・スバトスラブ(26)が大会3連覇を達成。素速い上下の動きで中に入っての投げやひねりを繰り出し、準決勝では相手の両足を取って高々と持ち上げる豪快なつり落としも見せた。セミクラスは今年の5月から九州情報大に3カ月間短期留学し、7月の西日本学生体重別では85キロ未満級で優勝していた。

 女子中量級(73キロ未満)は、19年大会と昨年のワールドゲームズで準優勝だったコレスニク・カリーナ(23)が初の金メダル。男子中量級(100キロ未満)はクルプスキー・イェホー(20)が決勝で日本の龍山和彦(29=瀬戸内町役場)を破って初優勝を果たした。

 女子軽重量級(80キロ未満)は、マキシメンコ・マリーナ(35)が2大会連続4度目の優勝。男子軽重量級(115キロ未満)は、昨年のワールドゲームズ中量級(115キロ未満)金メダリストのダイアウリ・バジャ(24)が、決勝で日本のの三輪隼斗(28=ソディック)を破って金メダルを獲得した。

 女子重量級(80キロ以上)は、昨年のワールドゲームズ無差別級金メダリストで現在、九州情報大に留学しているベレゾフスカ・イワンナ(32)が決勝で日本の今日和(26=アイシン)を下して優勝。14年大会から毎年のように上位入賞していたが、金メダルは今回が初めてとなった。男子無差別級は、昨年のワールドゲームズ無差別級3位のベレシウク・オレクサンドル(34)が世界選手権5度目の入賞で初めての優勝を果たした。

 この日は、ウクライナ出身力士の十両・獅司(26=雷部屋)と秋場所で前相撲デビューした安青錦(19=安治川部屋)も来場。母国の仲間たちと久々の再会を楽しんだ。

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