退職した先代師匠のために…島津海、一山本が元若嶋津へ恩返しの活躍を誓う

[ 2023年9月6日 18:30 ]

申し合い稽古で汗を流す島津海(左)と一山本
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 10日に東京・両国国技館で初日を迎える大相撲秋場所に向け、十両・島津海(27=放駒部屋)と一山本(29=同)が先代師匠への思いを胸に稽古に励んだ。6日は東京足立区の同部屋で軽めの調整。場所で使用する締め込みを体になじませて基礎運動やすり足などを行うと、三段目の若錦翔を交えて申し合いを行った。

 それぞれの入門時の師匠で、昨年1月の定年後は参与として部屋付きとなっていた元大関・若嶋津の日高六男さんが名古屋場所限りで相撲協会を退職。先日、日高さん夫妻が放駒部屋関係者を招待した食事会で、島津海と一山本はそれぞれ激励の言葉をもらったという。

 同じ鹿児島県種子島出身で「島津」を受け継ぐ島津海は「久しぶりにお会いできて良かった。退職されるのは残念ですが、番付を上げて喜んでもらいたい」と新入幕への思いを吐露。一山本も「頑張れよ、と声をかけていただいた。(名古屋場所痛めた)ケガも良くなっているので、まずは八(勝)山本目指します」と気合を入れる。

 島津海は4日目からまさかの7連敗。一山本は左膝のケガで途中休場。ともに先代最後の場所は負け越しと奮わなかっただけに「まだまだたくさん恩返ししないといけない」と巻き返しを誓った。

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