【世界陸上】北口榛花が決勝進出 2投目で63m27のビッグスロー 自動予選通過ライン超える

[ 2023年8月23日 17:42 ]

陸上・世界選手権第5日 ( 2023年8月23日    ハンガリー・ブダペスト )

女子やり投げ予選 63メートル27をマークして決勝進出を決めた北口榛花
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 女子やり投げの予選が行われ、A組に登場した昨年銅メダルの北口榛花(25=JAL)が、まずは第一関門を突破した。

 決勝新進出の条件は61メートル50以上を投げるか、2組に分かれた予選で上位12人に入ること。A組に登場した北口は1投目は59メートル04だったが、2投目に63メートル27を投げ、自動通過ラインを超え、飛び跳ねて笑顔を浮かべた。

 北口は7月16日のダイヤモンドリーグ・シレジア大会(ポーランド)で日本記録67メートル04をマークし、世界ランキングトップでブダペスト入り。今大会は挑戦者ではなく、優勝候補の筆頭として臨む。「金でしょ?とたくさん言われるようになったんですけど。自分の中での目標はメダルを獲って帰ってくること。その目標をぶらさず、それだけを見て着実にやっていけたら」と冷静に語っていた。

 6月の日本選手権で60メートルすら飛ばせず、涙に暮れた。練習拠点のチェコに戻り、着手したのは自分の武器を掘り起こす作業。ウエートトレーニングの量を減らし、肩の柔らかさをより生かせるように姿勢を矯正した。ダイヤモンドリーグでも今季2連勝。「68メートルくらいまでは想像できる範囲内。全ての条件が合えば可能性がある」。決勝でも好調の北口が、ビッグスローで頂点を狙う。

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