順大・橋本大輝 男子初の総合4連覇「誰もやってこなかったことをやりたかった」

[ 2023年8月23日 04:37 ]

体操 全日本学生選手権最終日 ( 2023年8月22日    長野市・ホワイトリング )

最終種目のあん馬の演技を終え、ガッツポーズする順大・橋本大輝
Photo By 共同

 男子個人総合は東京五輪金メダルで世界選手権(9~10月、ベルギー)で2連覇が懸かる橋本大輝(順大)が6種目合計86・397点で圧勝し、男子初の4連覇を成し遂げた。順大の4年連続14度目の団体総合優勝に貢献し、種目別の跳馬、平行棒と合わせて4冠に輝いた。女子の個人総合は坂口彩夏(日体大)が4種目合計54・265点で2年ぶり2度目の優勝。種目別の跳馬、平均台と、日体大が10年連続54度目の頂点に立った団体総合を含む4冠を達成した。世界選手権代表では宮田笙子(順大)が床運動、芦川うらら(日体大)が坂口と同点で平均台を制した。

 橋本は今月初旬の国際大会で脳振とうのため途中棄権した不安要素を払拭する、2位に約3点差の圧勝だった。本格的な練習再開は1週間前だったが「体の反応は良かった」と言う。内村航平も成し遂げられなかった4連覇に「誰もやってこなかったことをやりたかった」と笑みがこぼれた。鉄棒の手放し技で落下はあったものの、残り種目はほぼ完璧。個人総合2連覇と自身初の団体総合金メダルを目指す1カ月後の世界選手権へ視界は良好だ。

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