舟久保遥香が2年連続銀 カナダ代表の出口クリスタに完敗 柔道世界選手権

[ 2023年5月10日 01:00 ]

柔道世界選手権第3日 ( 2023年5月9日    カタール・ドーハ )

女子57キロ級決勝 カナダの出口クリスタ(左)と対戦する舟久保遥香=ドーハ(共同)
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 女子57キロ級で昨年初出場で2位だった舟久保遥香(三井住友海上)が、決勝で長野県出身で19年女王の出口クリスタ(カナダ)に一本負けを喫し、2年連続で準優勝に終わった。日本勢として18年の芳田司以来の同級制覇はならず。24年パリ五輪代表争いではリードする舟久保だが、当確のランプをともすことはできなかった。

 昨年10月の前回大会決勝では、16年リオデジャネイロ五輪女王のシウバ(ブラジル)を抑え込みながらポイントになる寸前で逃げられ、力及ばず敗戦。再び実力で勝ち取った2度目の舞台では、準決勝までは4試合オール一本勝ち。手堅い試合運びで決勝に進んだが、ジュニア時代から何度も対戦してきた出口の立ち技に防戦一方となり、1分40秒、体落としで一本を奪われた。

 かつて世界ジュニアを3連覇するなど将来を嘱望されたが、実業団入り後は一時伸び悩んだ。コロナ禍で試合がない期間、自分と向き合って柔道スタイルを確立し、再びトップランナーに。2年連続で日の丸を背負ったが、世界の壁に再びはね返された。
 男子73キロ級では17年王者の橋本壮市(パーク24)が準々決勝で敗れ、その後に敗者復活戦、3位決定戦に勝ち、出場5大会連続メダルを確保。一方で大会初日から続いていた日本勢の金メダルは、昨年と同じ3日目に途切れた。

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