NBA新人王はバンケロ　マジックからは3人目の受賞者　全体トップ指名選手の受賞は史上20人目

新人王となったマジックのパオロ・バンケロ（AP）
Photo By ＡＰ

　NBAの新人王にドラフト全体トップで指名されていたマジックのフォワード、パオロ・バンケロ（20＝208センチ、113キロ）が選出された。

　年俸1106万ドル（約14億8000万円）の同選手は今季72試合にすべて先発として出場。同期の新人としては最多の20・0得点をマークしていた。3人連記の投票（1位5点＋2位3点＋3位1点のポイント合計）では100人中98人から1位票を集め（2位と3位が各1人）、494ポイントで受賞。全体12番目に指名され、今季14・1得点を挙げていたサンダーのフォワード、ジェイレン・ウィリアムス（22＝198センチ、88キロ）が241ポイントで次点となったが、1位票はなく、2位票が75人、3位票が16人という内訳だった。

　3位はティンバーウルブスに全体22番目に指名されながら、ルディー・ゴベア（30）とのトレードでジャズに入団したセンターのウォーカー・ケスラー（21＝213センチ、111キロ）で114ポイント。ただし同選手は9・2得点、8・4リバウンドながら、フィールドゴールの成功率はリーグ・トップの72・0％を記録しており、バンケロが逃した残り2つの1位票を集めている。

　マジックからの新人王は1993年のシャキール・オニール、2001年のマイク・ミラーに続いて3人目。ドラフトの全体トップ指名選手の受賞は2018年のベン・シモンズ（76ers＝現ネッツ）以来で、新人王が1953年に設けられてからはバンケロが史上20人目となった。