再入幕確実の朝乃山 3年ぶりの出稽古「懐かしかった」申し合いでは圧倒8連勝

[ 2023年4月26日 04:36 ]

時津風部屋に出稽古し、正代と相撲を取る朝乃山(手前右)
Photo By 共同

 大相撲夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)での再入幕が確実な元大関の朝乃山(29=高砂部屋)が25日、都内の時津風部屋に出稽古し、幕内・正代(31)らと16番取って12勝4敗だった。コロナ下で他の部屋に出向くのは初めて。約3年ぶりの出稽古に「違う部屋で稽古するのは緊張感があって新鮮。懐かしかった」と充実感をのぞかせた。

 同じく出稽古に訪れた幕内・錦木(32=伊勢ノ海部屋)や北勝富士(30=八角部屋)を交えた申し合いでは、右四つの寄りを軸に8連勝するなど圧倒した。元大関の正代とは3勝1敗。「幕内の人と稽古するのは互いにいいこと。春場所は圧力が弱かったので、立ち合いで当たってから前に攻める相撲を取った」と満足そうだった。

 大関だった一昨年の夏場所以来、2年ぶりに幕内の土俵へ。最近は混戦が続くだけに、再入幕で優勝争いの可能性も十分。「一日一日、稽古を重ねる中で良くしていきたい」と調整に余念がなかった。

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