東葛“レメキ会”で今季2勝目 主将が積極的チームビルディング「ラグビーにつながっている」

[ 2023年2月26日 16:32 ]

ラグビーリーグワン第9節   東葛33―26相模原 ( 2023年2月26日    東京・秩父宮ラグビー場 )

<東葛・相模原>勝利して喜びのハグをするレメキ主将(右)
Photo By スポニチ

 東葛(旧NEC)が相模原(旧三菱重工相模原)との接戦を33―26で制し、今季2勝目を挙げた。

 開幕節以来の白星にFBレメキ・ロマノラヴァ主将(34)の声が弾んだ。「久しぶりにいい試合だった。本当にうれしい」。試合後の会見では「もっと、ヘッドコーチにも質問してあげて。勝ったから、話したいと思う。お願いします!」と、自ら“MC”となって盛り上げた。

 主将が勝ち越しトライを演出した。試合終了間際、敵陣中央からゴロでキックパスし、ゴール5メートル前に展開。WTB尾又寛汰がキャッチし、ゴール左隅に飛び込んだ。レメキは「左足はあまり得意じゃないけど、左足で蹴って中に転がせた」とうなずいた。

 昨季も1部で戦ったが、2つの不戦勝以外は勝利することができなかった。メンバーを結束させるため、今季から主将に就任したレメキが取り組んだのは、オフフィールドでのコミュニケーション。若手を食事に連れて行き、時には寮に集めて会話の時間をつくり、ビンゴ大会やクイズ大会も行った。「全部、ラグビーにつながっている」。“レメキ会”でのチームビルディングが、試合で生かされている。

 現在11位で入れ替え戦圏内だが、戦いは続く。次節は9位のBR東京(旧リコー)をホームで迎え撃つ。主将は「これ(今回の勝利)を自信にしたい」と、レギュラーシーズン残り7試合を見据えていた。

続きを表示

2023年2月26日のニュース