【リーグワン】土壇場逆転勝ちの神戸 李「粘り強さが出てきた」次節は8連勝中の首位埼玉と激突

[ 2023年2月20日 06:00 ]

ラグビーリーグワン第8節   神戸32-29静岡 ( 2023年2月19日    神戸ユニバ )

<神戸・静岡>試合終了間際、決勝のPGを決める神戸・李承信(撮影・須田 麻祐子)
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 2試合があり、神戸は32―29で静岡に逆転勝ちを収めた。14点差を追いつき、終了間際に日本代表SO李承信(22)がPGを決めて逆転。2連勝で前半戦を6位で折り返した。東京ベイは60―22で相模原を下し、開幕から負けなしの7勝目(1分け)を挙げた。

 土壇場で神戸が試合をひっくり返した。22―29で迎えた後半35分、自陣5メートルライン付近でパスをインターセプトしたWTB山下楽が約70メートルものビッグゲイン。ここからトライが生まれて同点に追いつくと、同40分には李が約30メートルのPGを成功させ逆転に成功した。ノーサイドの笛が鳴ると、劇的な白星に選手たちは喜びを爆発させ「チームとして粘り強さが出てきた」と李は手応えを口にした。

 勝負どころでミスが相次ぐなど、反省すべき課題は多い。それでも、一時は14点差をつけられても諦めることはなかった。逆転劇を呼んだ山下楽は言葉に力を込めた。「自分たちは今、失うものはないので。追いかける立場だし、失敗を恐れずにチャレンジしていきたい」。これで4勝4敗とし、前半戦を終えて6位。次節は8連勝中の首位埼玉と本拠で激突する。

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2023年2月20日のニュース